From:高名一成
ビジネスをしていれば「今月はよく売れたなぁ」と売上がいい時があれば「今月は全然売れなかった、、、」と売上が悪い時もありますよね。
売れた時も売れなかった時も、大切なのはその原因を知ることです。
売れた原因は、また再現できるようにして、売れなかった原因は1つ1つ順番に改善していく必要があります。
売れなかった時は、たまたまタイミングが悪かったということもあるので、もう1回同じことをやってみたら、今度は売れたなんてこともありますが、たいていの場合は改善が必要です。
その場合、
・売り方を変える
・ターゲットを変える
・商品を変える
ことをまずは考えてください。
これらをやれば、必ず売れるようになります。
でも、コロナになってからはこういったことをやっても改善されない業種が出てきました。
なので、そういった業種はちょっと何かを変えるのではなく、事業そのものを見直すような抜本的な改善が必要です。
先日、居酒屋大手チェーン店の「ワタミ」は2022年3月末までにグループのおよそ3割にあたる120店舗を焼肉店へ業態転換することを発表しました。
ワタミは今後も居酒屋業態の売上が回復することが難しいという見通しを立てていること、焼肉業態は売上が回復傾向というトレンド、ワタミ独自の仕入れ体制などを鑑みての経営判断です。
それに、焼肉店は居酒屋と比べて人件費を下げることができます。(飲食物の配膳はロボットがやってくれるらしい!)
採用も難しくなってきているなか、生産性を高める一手なのでしょう。
この経営判断が吉と出るか、凶と出るかは分かりません。
でも、1つだけ言えることは今までと同じやり方ではジリ貧になっていく可能性の方が高いということです。
だから、新しいチャレンジが必要になってきますが、ふつうの会社はそれがカンタンではありません。
チャレンジするということは、別の分野にリソースを投資することになるので、既存事業の売上が減る可能性が大です。
ですから、なるべく早く事業を形にしていかなければいけません。
新しいことを形にする場合は、中途半端にやるのではなく、それ相応のリソースを投入する必要があります。
が、上記のような理由があるので、それがふつうの会社はなかなか出来ません。
でも、税理士事務所はここにアドバンテージがあります。
税理士事務所の売上構成は9割型サブスクリプションで構成されているので、来月も再来月も売上が確定されている状態ですよね。
だから、新しい分野を形にするまでに、ふつうの会社より時間とお金というリソースをたくさん使うことができます。
リソースをたくさん使うことができれば成功する確率は当然高くなりますよね。
ですから、今後を見据えて、やらなければいけない分野にリソースを投入しましょう。
特にやった方がいいのは仕事のオンライン化と顧問先の収益拡大コンサルティングです。
これが今の時代と顧問先の問題にマッチしています。
(ちなみにホリエモンも税理士は顧問先の収益拡大コンサルをやった方がいいと言っています)
今が税理士事業最大の強みを活かせるタイミングです!
ー高名一成