From:福元友則
僕はあちこちでで税理士事務所さんが主催するセミナーの講師をしています。
税理士さんが営業をする場合、セミナーを開催して営業しようとされることが多いですね。
その時に自分たちで内容を考えるとどうしても「税金の話」とか「決算書」の話がメインになってしまうみたいです。
ですが、このテーマ設定をすると営業のつもりでセミナーを開催した場合、全く営業になりません。当然ですが、新設法人以外どこも他の税理士さんがついてます。
ですので、セミナー参加した人は自分の顧問税理士に「先生、こんなの聞いてきましたよ。」というと「社長、今度からこれやるようにしますね。」となるだけです。
またセミナー集客がなかなかできないという悩みをお持ちの先生も多いかと思います。
上記のタイトルでやると社長が関心の高い、お金の話や営業の話や売上の話と比べるとどうしても集まりが悪くなってしまいます。
そういった理由から、売上の増やし方についてのセミナーを地域の社長さんを集めてやりたいという先生が増えてきているので講師をやらせていただいてます。
先日は、名古屋でこのセミナーをやってきたのですが昨日この参加者からお礼のハガキをいただきました。
というのも僕がこのセミナーで話した内容がまさにハガキを送るという内容だったんですね。
ですので、この参加者の方はセミナーで聞いたことを早速実践に移しているわけです。
懇親会の時に名刺交換にやってきて、ハガキの話をされてましたがまさかすぐに僕のところに送ってくるとは思ってなかったのでびっくりです。
ところでこういうセミナーに参加される人は、たくさんいる社長の中のごく一部の方なのですが、そこから行動に移して成果を出す人はさらにほんの一握りです。
僕はセミナー講師として一体何が違うのかずっと疑問だったのですが、色々聞いてみてわかったことがありますので、そのシェアをします。
成果を出す人は、セミナーを受けて自分にする質問が違うのです。
人は誰でも何かを学習した時、頭の中に自然にでる質問があります。
そして脳には質問の答えを検索する機能があります。
脳は質問を投げかけると、毎秒A4用紙約30ページ分を検索し、その答えを探そうとしています。
いい質問をすると、いい答えを探します。
悪い質問をすると、悪い答えを探します。
何かを学んだ時、「このノウハウはうちに使えるかな?」という質問をする人は、「Yes」か「No」しか答えがでません。
しかし「このノウハウはどうやったらうちで使えるかな?」という質問をする人は、「Yes」や「No」も答えにはなりません。
これは自分の業界で/自分のビジネスでどう使えるかな?
この質問をすれば、なんの関係もない使えなさそうな情報であっても、脳が自動的に自分の会社でどう使えるか考えてくれます。
成果を出している人たちは、これをどうやったらうちで使えるようになるのか?を質問することで、すぐに行動できることを見つけさらにそれを成果につなげていきます。
どんな情報を見るときも、これが使えるか使えないかという質問ではなく、「これはどうやったら使えるのか?」と質問するようにしてください。
特に異業種の成功事例を聞く時に、うちの業界では無理だなと思う人と、これをうちはどうやったらできるのか?と考える人では雲泥の差がでますよ!
ー福元友則
PS.
ちなみにハガキを送ってくれた方はMDRTの方でした。
成果を出す人は違うなと改めて思わされた出来事でした。
(MDRTとは、保険のトップセールスの人だけが加入できる会員資格のことです。詳しくはググってみてください。)
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