From:福元友則
起業家にとってとても重要なことはまず行動すること、つまり行動力。
特に起業初期はやるかどうか考えるよりも先に行動することが重要。
やれば、それが重要なことだったかどうかすぐに分かるからです。
失敗したらどうしようとか、もう少し情報を集めてからとか、何か色々理由をつけて行動を先延ばしする人は起業に向いていません。
なので事業を続けている人には、まず行動、とにかく動いてみるという人が多いような気がします。
でも起業当初はこれでいいのだけど、だんだん年月がたっていくとこれだけではまずくなってきます。
起業して何年かたつと、会社にはたくさん行動した残骸が転がっているようになります。これ視覚的に見えれば気持ち悪いのでかたづけれるのですが、目に見えないからタチが悪いのです。
今は情報社会です。
自分で収集しようとしていないくても、新しい情報がどんどん津波のように押し寄せてきます。その結果、新しいビジネスチャンスのように見えるものが次から次へと押し寄せてきます。
行動派の人は、片っ端からやってみようとします。
その結果、少しだけ手をつけた状態のプロジェクトや、うまくいかなくてすぐに投げ出したノウハウ、結果が不明な広告など、中途半端なものが山積みになってしまっています。
しかし、どんなノウハウでもちゃんとやりきらないとうまくはいきません。
ちょっとやっただけでうまくいくんだったら、誰でもうまくいきます。
みんな儲かります。
でも現実はそうではありません。
儲かっていそうに見えても、それは隣の芝生は青く見えているだけでみんな大変な思いをしながらビジネスをしています。
問題がないビジネスなんてありませんし、問題がなくなることもありません。
なので、ある程度ビジネスをやってきた人にとって一番大切なことは、自分がやるべきことを絞ることです。
やる事を絞るというのは、とても難しいことです。
やる事を増やすことと比べると雲泥の差です。
今やっている仕事をやらなくするというのは、何かの仕事を捨てるということ。
何をか捨てるというのは人間の本能に逆らうことでとても強い恐怖心を伴います。
なので、やるべき事を絞るというのはビジネス初心者には難しくてとてもできません。
今まで大量行動をしてきた人だからはじめて、自分がやるべきことは何か、絞るべきことは何かわかるようになるのです。
これができるようになると、絞り込んだ重要な事を徹底してやる事ができるようになります。
当然、他の起業家はいつまでたってもあれもこれもの状態ですから、少し時間がたつとものすごい差がうまれます。
時間を浪費していたのが、時間を投資するようになるのだから当然です。
そして、先生の時間を、人生を投資するべき仕事は何かというと
「5年後も効果的なこと」です。
「新しいものとか、おもしろそうなもの。」ではなく
「5年後にあるもの、5年後も変わらないもの」
に集中してみるといいと思います。
5年間積み上げたものが他の人に負けるわけがありません。事業の差別化要因とは、本来そういうものだと思います。
ー福元友則
PS.
例えば、社長にとって経営で5年後も10年後も変わらないもの。
それは「売上をもっとよくしたいという欲求だったり、売上をなんとかしないといけないという危機感だったり」ではないでしょうか?
今こういった情報を地域に提供しようとする先生が増えてきていますよ!
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