From:高名一成
2017年も残すところ、18日。
すでに3週間をきっています。
年末調整に挨拶まわり、それに加えて忘年会。ほぼ休み無しに働き、毎日の様にお酒を飲んでいる方も多いのではないでしょうか?
体重が増えたり、体調を崩しやすい時期なので、気をつけてくださいね。
12月はどの業種はこんな感じで忙しい時期だと思いますが、来年の目標を考えたりする上でも大事な月でもあります。
もう来年の目標は決めましたか?
目標が無いと、その目標を達成するための企画を考えることが出来ません。企画が無いと行動が進みません。行動が進まないと売上は増えて行きません。
つまり、売上や業績を増やしていくためには目標設定をすることが、まず初めにやらないといけないことなのです。
ですが、目標があるのにも関わらず、企画が出来上がることはなく、行動も促進せず、反対にモチベーションを低下させてしまうこともあります。
実はそのケースはとても多く、僕は今までにそんなケースをたくさん見てきました。
それは、、、
根拠無き無謀な目標
のせいです。
よく、「去年の売上の2倍を今年はやるぞ」などと、とてつもない目標設定をする社長がいますが、それはほぼ無意味です。
その達成のプロセスや方法論が具体的で現実的なものであればいいのですが、ほとんどの場合、一番大切なプロセスや方法論が抜けていて、社員にほうりなげていることばかりです。
目標が大きすぎると達成するための方法論を具体的にすることはできません。
なので、社員は思考が停止してしまい、逆にモチベーションをうばってしまうこともあります。
当然、目標の大切さも理解できないので、行動が進むわけありません。
さらに、このタイプの社長は、こういったことを繰り返しているので、社員には、「また言ってるよ」「とりあえず、この場だけのりきろう」と思われていることがほとんどです。
鉛筆なめなめして作る目標は、作り手は楽しいと思いますが、現実的にはこうなります。
もちろん、このやり方でプレッシャーをかけることにより、一定の効果がある場合もありますし、必要な時もありますが、多くの場合は長続きしません。
このやり方でうまくいくのは大手企業だけです。
なぜなら、このやり方は社員の離職率を高くします。が、大手企業は採用に対して多くのコストをかけられますし、採用がうまいです。なので、人が足りなくなってもすぐに採用をすることができます。
その中から一定確率でスタープレイヤーが出てくれば儲かりものです。教育コストより採用コストの方が安いということでしょう。
しかし、中小企業の場合はそうはいきません。常に人手不足で困っていますし、採用もカンタンではありません。
ちなみに、急激に売上が増えると社内の体制を作ることができずに、会社がおかしくなってしまう可能性も高くなります。
そして、翌年は体制作りにかかりきりになり、売上が全然増えなくなってしまいます。逆に体制作りのコストが大きくなり、利益は減ります。
なので、1年で2倍とかではなく、無理のない売上目標の設定が必要なのです。
では、目標はどう設定すればいいのでしょうか?
行動が促進する目標とは?
それは、なんとなく昨対20%アップしようという、いいかげんな目標ではありません。
ここでは、会社に必要な利益や過去の売上推移、トレンドから計算された科学的な目標設定をする必要があります。
なので、まずある程度過去の統計データがあることが必要ですし、経験も必要です。
つまり、目標設定とはスキルだということです。このスキルが高いと的確な目標を設定することができます。
例えば、僕はセミナー集客やコンテンツ販売をする時は、どのくらい集客できるかや、どのくらい売れるかは、だいたい分かります。しかもほとんど合っています。
なので、その着地点より高めの目標を設定して取り組む様にしています。
そうすると、目標達成に必要な適切な行動ができる様になります。そして、それが成果に繋がっていきます。
なので、この目標設定スキルというのは非常に大切なことなんです。
おそらく、ほとんどの人がどういう風に目標設定をしていいか分からないと思います。ただ、だからといって適当に作ってはいけません。
ぜひ、過去を見返して考えてみてはいかがでしょうか?適切に設定すると行動が促進し、意味のある目標になるはずです。
ー高名一成