From:福元友則
夕方に食事をしながらテレビを見ていたら「映画ひみつのアッコちゃん」がやっていました。
僕は綾瀬はるかさんが好きなので、ついつい見てしまったのですが、色んな事務所や会社でよく相談を受ける内容とリンクしているシーンがでてきて思わずドキッとさせられてしまったのでその内容をシェアします。
映画「ひみつのアッコちゃん」のあらすじですが、主人公のあつこは小学校5年生の女の子です。小学生なのに化粧品が大好きで将来化粧ができる仕事だったら何でも良いから早く大人になりたいと思っています。
そんなアッコが、鏡の魔法を使って大人になり、偶然知り合った化粧品会社の経営企画室の室長代理の尚人とともに会社の経営をよくしていくというストーリーです。
尚人は化粧品会社が大好きで、この会社を守っていきたいと思って色々と経営の改善案を出すのですが、今の経営陣はなかなか改革にゴーサインを出してくれません。
なぜなら、彼らはその会社を買収しようとする人たちと裏でつながっていたからです。
せっかく会社の強みを活かした素晴らしいアイディアを提案しても、そんなことをしたら株価があがってしまうからみたいな理由でことごとく却下していきます。
そんな経営陣に業を煮やして思わず言ってしまったセリフが、
「いつからこの会社は自分のことしか考えれない人の集まりになったのか!
会社の本質的な本題は先送りにして、なんとか自分だけ逃げ切れればと考えている。自分の退職金が確保できればそれでいいのか?」
先生もこれとよく似た経験をしていたり、よく似た話を相談されて経験があるのではないでしょうか?
年齢層がある程度固まっている事務所や会社の場合、ある程度意見はまとまりやすいのですが、年齢層にばらつきがあるところはそうはいきません。
定年まで後何年と数え出した人は、新しいことをしたがりません。事務所が新しいことに挑戦することも嫌がります。
自分が新しいことをするのも面倒だし、何よりもし失敗でもして退職金が少なくなるなんてことになったらと思っているのかもしれません。
でも、経営的に考えてこの考え方はよくありませんよね?!
そもそも経営は継続することを前提におこなうべきです。
そうでないと、お客さんをおきざりにしていることになってしまいます。
経営理念でお客さまのためにといいながらこうした意見がでているとしたら、理念は浸透していないのでしょう。
それから他の社員に対してもあまりよくありません。
もし今の事業の将来性があまりない場合、新しい若いスタッフを雇えなくなってしまいます。
もし雇うなら、雇ってしまっているなら、彼らが無事退職するまでの仕事を経営者として創っていかなければいけません。
後輩のことを考えたら、新しい挑戦をすることに賛成してくれとまではいかなくても反対してはいけないのです。
社員は短期的な利益しか考えることはできません。
ですが、経営者は長期的な目線で考えなければいけません。
経営において短期的な利益と長期的な利益はたいてい半目しあいます。
経営者と社員やお客さんを大事に思うなら、常に長期的な目線を持ち続けたいものですね!
ー福元友則