From:福元友則
今年はAIが本格的に活用されるようになった歴史的な1年かもしれません。
最近、家電量販店の前を通ったら、
「googlehomeありますよ。
今なら今日お持ち帰りいただけますよ。」
と派手に宣伝しているところが増えています。
雑誌なんかでも、結構よく特集されているgooglehome。
一体なんなのかと思ったらgoogleから出ているAIスピーカーだそうです。
AIを搭載したスピーカーなので、スピーカーに向かってあれしてこれしてというと代わりにやってくれるみたいです。
「OK,google.Netflixで24かけて」といえば、自分でテレビをつけたりチャンネルを変えたりしなくても代わりにやってくれるみたいです。
ちょっとやってみたいです!
他にも、例えばFacebook広告。
今イチオシの広告媒体はFB広告だと言われて久しいのですが、なぜイチオシなのかといえばターゲティングの精度が他の広告媒体と雲泥の差だからです。
つまり他の広告媒体に比べて圧倒的に自分のターゲットだけに届けることができるということ。
デジタル広告の売りがそもそもこのターゲティングにあり、ターゲットを絞れることで費用対効果が高くなり、ここまでシェアを伸ばしてきました。(ちなみに今はたぶん年間1兆円以上がネット広告に投入されているはずです。)
そんなデジタル広告の中でもFB広告が圧倒的にターゲティングの精度がいいのはAIによると言われています。
AIのおかげで少ない広告費でより多くの売上が確保できるようになっています。
他にも昨年ぐらいからマーケティング業界で話題になっているマーケティングオートメーション。
名前の通り、マーケティングを自動化しようというものです。
お客さんごとにセールスのシナリオを分けてセールスを展開できるというもの。
商品をもちろん、セールスのシナリオも変えることができるので、かなり営業の工数削減に役立っている企業もあるとか。
これももちろん分岐を行っているのはAIです。
営業はとくに属人化されている分野だと言われていたため脱人を行える画期的な取り組みのようです。
このように最初は近未来の話だと思ってたAIもずいぶん身近なものになってきました。
これによって、都銀はAIに仕事を奪われた人が大量に他部署に移動になるなど、AIに仕事を奪われるのは、いろんな業界のいろんな仕事に波及してくることでしょう。
今まで以上に、事業の変化は早く予測が不可能になってくるでしょう。
(僕も来年AIがどこまで進化するか、どこまで浸透するかわかりません。)
これからはますますリスクを分散するためにも、1つの事業に1つの収入源に頼るのではなく、複数の収入源を持つことが重要になります。
ただし、多角経営になるとリソースが分散してかえって倒産リスクを上昇させてしまうため、メインの事業との相乗効果のある分野に積極的に投資して、新しい収入源を確保するというのが、経営者として求められる仕事になってきます。
2018年は税理士事務所にとって新しい分野で収入源を確保しなけれないけない勝負の年になります。
ぜひ今から時間をとって来年の計画を考えてみてください!
ー福元友則