From:高名一成
最近欲しいものがあります。
それはイヤホンです。
僕は外出して電車に乗っているとき、だいたいiPhoneでpodcastを聞くか動画のオンライン講座を見ています。
今はiPhoneの付属イヤホンを使っているのですが、最近どうも調子が悪いようです。
なので、この機会にイヤホンを新調しようか考えています。Bluetoothのワイヤレスイヤホンにしようか、音質にこだわったイヤホンにしようか(たまに音楽も聴くため)、いろいろ迷っているところです。
で、ネットでどんなイヤホンがいいか調べているんですが、あることをふと思い出しました。
それは、カスタムイヤホンのことです。カスタムイヤホンとは、自分の耳型を採取してオーダーメイドで作る世界に1つだけの自分専用イヤホンです。
1〜2年くらい前にソニーがカスタムイヤホンを出したときは30万円の値付けをしたそうです。
3千円でも3万円でもなく30万円です。
こんな高いの!?と思いビックリしますよね。
しかも、もっと驚きなのが注文が数ヶ月待ちになり大ヒットしたということです、、、
高いから売れない?
マーケティングをやっていると、よく値付けの話になることがあるのですが、ほとんどの人は高い値付けをすることに、
「それは、高すぎるでしょ」
「そんな値段じゃ誰も買わないよ」
「ウチが変な目で見られちゃうよ」
こんな風に躊躇してしまいます。
でも、このイヤホンは30万円で大ヒットです。相場価格の10倍以上の値段だと思います。
こんな例はイヤホン以外にもたくさんあり、
ポップコーン販売店の「ギャレットポップコーン」というお店ができたとき、8,000円のポップコーンを求めて1時間半行列ができました。
バルミューダ社が「バルミューダトースター」というトースターを、30,000円で出したら人気殺到で手に入らず3ヶ月待ちとなりました。
山形県のある企業が作っているスリッパは一足20,000円する高級スリッパですが大ヒットしました。
この様に相場の何十倍という値付けをしているのも関わらず売れている商品もあるのです。
売れている理由を調べてみると、ターゲットを絞っているとか、高いモノ=良いモノと捉えてしまう「ヴェブレン効果」を利用しているとか、他にもたくさんのマーケティングの施策が使われていました。
高く売りたければ、、、
お客さんに商品を買ってもらえないのは価格のせいではありません。いくつかの事例を紹介した様に高くても売ることは可能なんです。
高い商品を売れば客単価が跳ね上がり、利益が大幅に増えます。その結果資金繰りもよくなるので新しい投資もどんどんできる様になるでしょう。
これを税理士事務所がアドバイスすることにより実現できると、顧問料アップに直結します。しかもその場合は、顧問先から「先生、顧問料を上げてください」とおねがいされるんです。そんなケースをいくつも聴きました。
それを実現するために必要なスキルが「マーケティング」です。
マーケティングをやれば、高い値付けをしても売ることができます。逆のいい方をすると、マーケティングが弱いと安くしないと売れません。
なので、もしあなたが高く売ることに不安を感じていたり、今の商品が安くしか売れなかったとしたら、ぜひマーケティングに取り組んでみてください。
もしかしたら、上記の事例の様に高額でも売ることができるかもしれません。
ぜひ、顧問先にもアドバイスしてあげてください。
ー高名一成