From:福元友則
以前勤めていた事務所の代表に会いました。
辞めてから4年ぐらい経ちます。
その間に代表が東京に来た時に、年2,3回ぐらいの頻度で誘ってもらっています。
特に何か目的があるわけでもないので、元気にしてるか気にかけてくれてるんだと思いますが、辞めた直後ならともかく今だに覚えていてくれて定期的に声をかけてもらえるのはありがたい限りです。
軽い近況報告なんかもしますが、話題はたいてい事務所は今こんな感じになってるよみたいな感じになります。後輩が頑張ってる話を聞けるのは嬉しいですが、一緒に働いていた人が辞めた話を聞くと残念な気持ちでいっぱいになります。
今は僕の知らない人が1/3ほどいる感じなのですが、その人たちの話題になると誰かわからにないのでちんぷんかんぷんに!
そんな感じのことを毎回しゃべっているのですが、最初の頃と10回目ぐらいになる最近では少し違いも出て来ています。
最初の頃は、まだ僕に辞めた意識が薄くて事務所のメンバーに対する想いや自分の主観が多かったのですが、今はだんだんそういう主観がなくなっていってます。
すると、自分がスタッフとして働いていた時に見ていた代表や事務所、そのスタッフではなく、中から見ていた風景ではなく、外から見るようになってきました。
当然、以前とは見えからも変わってきます。
昔いいところだと思っていたことがそうではなかったり、逆に悪いところだと思っていたことがそうではなかったりということにも気づくようになりました。
他の事務所と比べてみることもできるので、どこがこの事務所のいいところで、どこが悪いところなのか、主観的にではなく、比較して客観的に見ることができるようにもなりました。
守秘義務がありますので、どこの事務所がどういうことをやっているとか具体的なことを言うわけにはいきませんが、ここがいいところで、ここが弱いところだと思うというようなことは、はっきりとわかります。
強み弱みというのは、当事者からは見えにくいものだということを改めて実感してます。
これは、コンサルタントがつくメリットそのものでもあります。
顧問先の社長も同じ状態です。
中から客観的に自分のことや自社のことを見ることはできません。
外部からしかも専門知識と色んな会社を見てきた経験から客観的に見ることで気づくことはたくさんあります。
よく強みをいかした経営が大事とかそういうことを言われていますが、そもそもの強みの認識が間違っていては話になりません。
これはみんなわかっていることなのですが、それでもやはり当事者ではその強みはわかりにくい、見えにくいものなのです。
(強みは、他の人はやるのが苦手だけど、自分は当たり前にできていることだったりするので、そもそもそれが強みになるとは気づきにくいのです。)
顧問先にアドバイスをするときに何を言ってあげればいいのだろうと思う時は、ぜひ今日の話を思い出してください。
その会社の強みを見つけるアドバイスをし、その強みをいかすアドバイスをしてあげて、業績アップに導いてあげてください!
ー福元友則