From:高名一成
先週の8月15日。
僕の大好きなボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチがありました。
ご存知の方も多いと思いますが、王者は山中慎介選手。
山中選手は2011年にタイトルを取ってから、約6年間王者として君臨していました。
「神の左」とよばれる必殺の左ストレートを武器に、KOを量産し12回のタイトル防衛に成功しました。さらにデビューしてから1度も負けたことがありません。
そして、今回は13回目の防衛戦で、今はタレントしても有名な具志堅用高さんが打ち立てた偉大な日本最多防衛記録に並ぶことが期待され、話題となっていた一戦です。
僕は数年前からこの日を楽しみにしていて、家族と一緒にテレビの前に釘付けになりました。
対戦相手はルイスネリー選手という、22歳の若手で無敗の最強挑戦者です。
試合開始から手に汗が握る熱戦で、テレビの前でもドキドキしていました。
そして、4ラウンド目。勢いにのる挑戦者の連打を山中選手が受けたところで、セコンドからタオルが投げ込まれ試合が終了しました。
山中選手が負けてしまったのです。僕は山中選手が勝つことを期待していたので、とてもショックを受け、しばらく呆然としました。
タオルが早かったという賛否が出ている様ですが、あんなに強かった山中選手が負けてしまうなんて・・・。
勝ち続けることは難しい
今回の山中選手の例からも分かる様に勝ち続けることって難しいんですよね。
過去にいた、ものすごく強い絶対王者でも、どこかで必ず負けてしまっています。無敗のまま引退をした王者はごくわずかです。
そこには、プレッシャーや疲労の蓄積、試合に対する準備の難しさがあります。長年継続することはとても難しいことでしょう。
それくらい、勝ち続けることは難しく、やればやるほど負ける可能性は高くなります。
実はこれは売上を増やすという観点においても関しても同じことなんですね。
毎月毎月、何か施作を行い売上を増やし続けることはとても難しいことです。
毎月売上を増やすための施作を行うということは、よほど熟練していないと失敗する確率がものすごく高くなります。
なぜならば、ひとつひとつの施作に対するマーケティングがおろそかになるからです。
マーケティングがおろそかになるということは、施作がうまくいくはずがありません。
でも、やらないと売上が増えないからがんばる!けどうまくいかない。というスパイラルに入ってしまう可能性もあります。
なので、僕たちがオススメしているのは、、、、
売上を増やす月を決めよう
1年中売上を増やすということではなく、あらかじめ、何月に売上を増やすのかを決めるということをオススメしています。
例えば、3月、6月、9月、12月に売上を増やすと決めた場合は、その月以外は売上は増やす施作は行いません。
1月、2月は3月に売上を増やすためのマーケティングや準備をします。体制の調整や、3月の施作の準備などですね。
このマーケティングと準備がしっかりできると、計画的に無理なく売上を増やすことが可能になってきます。
さらに、しっかりマーケティングに取り組めるので、成功確率の高い施作を行うことができます。
このサイクルに慣れてきたら、施作を行う月を増やすのか、それとも1回の施作でたくさん売上を増やすのかという事務所にとって一番合理的な選択が出来る様になってきます。
今、僕たちは税理士事務所さんと一緒に顧問先向けに売上を増やす勉強会を開催しています。
そして、その税理士事務所さんは勉強会に参加された方から、コンサルティング契約の依頼が来ています。
このサイクルが定着すると、売上を増やすことは自由自在です。少し極端な言い方ですが(笑)
これが「仕組み」というものなんですね。
おそらく、この「仕組み」なんていらない!という方はほとんどいないと思います。
毎月、売上を増やすために焦ってあれもこれもやるということは行わず、売上を増やす月を決めて、そのための施作をしっかり作り上げる。
こんなことに、ぜひ取り組んでいただきたいと思います!さて、あなたの事務所は、いつ売上を増やしますか?
ー高名一成
PS.
素晴らしい試合を見せていただいた山中選手には、ぜひ、リターンマッチを行ってほしいと個人的には思っています!
この記事へのコメントはありません。