From:福元友則
先日、とある先生にこんな質問をしてみました。
「先生、ここまで事務所を大きくしてこられましたけど、その経営の秘訣って何ですか?」
と。
すると、先生はニコッと笑いながらこう答えてくれました。
「福元さん、それは1にも2にも忍耐だよ。」と。
僕も同じことを日々痛感しています。
ほとんどの人は、
成功した人は才能があるから成功したと思っているし、
成功した人は人脈があったから成功したと思っているし、
成功した人は運があったから成功したと思っています。
でも僕が見てきた成功した人はそうではありませんでした。
もちろん才能もあったでしょうし、人脈もあったでしょう。運もあったのだと思います。
でもその人より
もっと才能がある人もたくさんいますし、
もっと人脈がある人もたくさんいます。
運がある人もたくさんいます。
でもそんな恵まれた人ではなく成功した人は「忍耐」の持ち主でした。
1つのことをずっと続けてやり続ける忍耐力。
うまくいかなくても工夫して改善してうまくいくように取り組み続ける忍耐力。
ほとんどの人は、おもしろそうな話を聞くとちょっとやってみます。それでうまくいかないとすぐにこれはダメだとラベリングしてやめてしまいます。
それが将来にどれほどの価値のあることかは関係ありません。ちょっとやっただけでうまくいかなかったからという理由でやめてしまうのです。
他におもしろそうなことがあったら、すぐにやめて乗り換えてしまうこともあります。
そんなことを続けていても経営に少しもプラスにはなりません。こういう人たちのことを「チャンス追求型」というのですが、このチャンス追求型の社長が事業で成功した話はほとんど聞いたことがありません。
とても大切なことは、将来を予測して経営すること。
そして、現時点で能力があるかどうかではなく、才能があるかどうかではなく
「これを10年やっていこう」とか
「これを事業化させるまでやりぬこう」とか
そういう覚悟があるかどうかだと思います。
今から10年近く前に話題になった書籍でマルコムグラッドウェルという人が書いた「天才!成功する人々の法則」という本があります。
この本は、世間で天才と言われ成功した人に共通する法則をひもといた内容がのっているのですが僕がその中で一番「やっぱそうなんや。」と思ったのが、1万時間の法則でした。
どんな才能や技術も1万時間もの練習を続けることで「本物」になるということをいろんな事例で検証していました。
これから大変化を迎える税理士業界。
何をやればいいのか?どういう方向性で進むのがいいのか?
いろんな方からよく聞かれます。
でも大切なことは何をやったら儲かるのか?ではなく、
何のプロになるのかを選ぶことではないでしょうか?
覚悟をもって選び、忍耐でもって続ければ必ずどんなプロにでもなれるし、どんな事業も事業化することができると思います。
ー福元友則
PS.
僕たちはその時間を短縮するために知識であるとかサポートであるとかでお手伝いさせてもらっていますが、こういう信念をもった人と一緒に働けることは何よりの喜びです。
こういう人が成果を出し喜んだり、時には涙まで流されているのを見るのはこのうえない働く喜びになっています。
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