From:福元友則
川嶋総合会計さんでの財UP商売繁盛の会第5回でのこと。
この会では毎回参加者の方に前回から今回までの間にどんなことを実践したか聞くコマを用意してます。
なのでみんなあんなことやりました、こんなことやりましたと報告してくれます。
普通セミナーに参加して、その内容を次の日に復習したり、他の人にシェアしたりしません。ましてやその内容を実践するなんてことほとんどありません。
ですが、毎回実践したことを思い出して、書き出してもらうとみなさんなかなか書き終わってくれません。講師としては嬉しい悲鳴です。
今回は第5回なので、4回実践した内容を報告してもらっているのですが、明らかに内容が変わってきていることを実感できます。
内容が変わってきているというのは、オーナーさんや店長さん、それからスタッフの方を含めたお店がどんどん変わっていっているのです。
懇親会で、隣の席の方が
「うちの会社のアパレル部門が8年ではじめて黒字になりました。」
と嬉しそうに教えてくれました。
こんな感じで参加する人はかなり成果を出してくれます。
僕がやっているのは2時間のセミナーをしているだけです。
特に個別にアドバイスをするようなことはしていません。
僕がセミナーの中で参加者に教えているのは何なのかというと、、、
「売上の問題を引き起こしている原因の見つけ方」です。
たいていの人は売上が下がっているとか、思うように売上が伸びないとかで困っていますし、悩んでいます。
ですが、そこで悩んでいても何も解決できません。
見つけなければいけないのは、その原因です。
なぜうちのお店の売上が伸び悩んでいるのか?
なぜうちの会社の売上は下がっていっているのか?
その原因を発見することが大事なんですね。
この原因を順番にチェックしていくと、あれもダメ、これもダメ、ぜんぜん何もやってないことがたくさん出てきます。
最初はどうしたら売上が上がるのかな?なんて漠然と思ってるぐらいの人に、お店の問題とその原因を次々と見つけていってもらうのです。
起業するような人は問題解決能力が高い人が多いです。
彼らは自分の問題が何なのかがはっきりわかれば、それを解決する能力は高いのです。
ですが、いくら解決能力が高くてもその問題が何なのかがはっきりしていないためその力を持て余しているのです。
なので僕はセミナーで、いろんな角度から売上の問題を引き起こしている原因を発見する手助けをしているのです。
もちろんセミナーなので、解決するやり方とその考え方もお伝えしているのですが、
そこが重要なのではなく、客観的に自分の会社をみて、問題とその原因をみつけていくことができれば、
さらに言うとそれらに優先順位をつけることができれば、彼らは自力でそれを解決することができるのです。
なので先生も顧問先に何か経営のアドバイスをする時には、ぜひ問題を引き起こしている原因が何なのかを見つける手助けをしてあげてください。
ー福元友則