From:福元友則
成功するためにまず重要なことは自分を知ること。
これは以前にも書いた通りで、色んなところで繰り返し繰り返し言われていることです。
よく自分の弱みを改善して成長しようという人に会いますが、それはほとんどおすすめできません。
僕たちに個性は普遍的で根本的にはほとんど変化しないことが研究でも証明されているからです。
例えば、コンサルタントでも話すのが得意な人もいれば、書くのが得意な人もいます。話すのが得意な人が、コンサルタントにはライティング力も必要だからと、書く力を強くしようとしてもあまり効果はでません。
なぜなら、話すのが得意なのにはそれに伴う個性があるわけで、同様に書くのが得意なのにもそれに伴う個性があるからです。
そして、こういったことは、ある日を境に変わったりすることはなく、昔から一貫して同じことがほとんどです。
子供の頃、話すのが得意だった人は今でも話すのが得意だろうし、子供の頃、書くのが得意だった人は今でも書くのが得意なはずなのです。
このことは、20世紀で最も偉大なコンサルタントと言われているピーター・ドラッガーも「明日を支配するものー21世紀のマネジメント革命」の中で説明しています。
仕事で成功するには「自分を知る」ことだと。
正確には、自分の強みをきちんと知ることです。
ドラッガーはこのことを次のように述べています。
「自分の強みを知っていれば、仕事の機会やオファー、あるいは任務を与えられた時、あなたはこう言えるでしょう。
「はい、できます。ただし、私の仕事のやり方はこうで、仕事の組み立て方はこうです。人との関わり方はこうなります。与えられた期間内で、私が約束できる成果はこういったものになります。なぜなら、これが私という人間だからです。」
こう言えるようになるには、自分の強みを把握しておくことが重要なのです。
これはマネジメントにも言えることで、部下の強みを知っていれば誰にどういう仕事を任せたらいいかわかるようになります。
なので、ぜひ自分の強みを知りましょう。
所内で、お互いに相手の強みを知り合っている状況をつくりましょう。
自分の強みとは「自分が得意とし、一貫して望んだ成果を得られているもの」にあります。
これが何かを探してみましょう。
探し始めてすぐに見つかるものではないかもしれませんが、これを見つけることができると自分がやるべき仕事とやるべきではない仕事の区別もつくようになります。
自分の強みは見つけるには、以前書いたように性格診断などを使ったほうがいいです。しかも1つだけでなくいくつもやると、いつも強みに出てくる項目を見つけることができます。
これは高い確率で真の強みになります。
また日誌をつけるて自分で自分にフォードバックしたり、コーチやコンサルタントをつけることで第3者からフィードバックを受けることもできます。
こうした方法を用いて、必ず強みをみつけましょう。
部下の強みを見つけ出してあげましょう。
1人でも多くの人が、自分の強みを活かした仕事ができるのを日々願ってます!
ー福元友則