From:福元友則
経営をしていると
ボトムアップ型がいいのか?
トップダウン型がいいのか?
迷うことがあると思います。
できるだけ社員の自主性を大事にしたいんだけれども、そうしいてたらいつまでたっても何も変わらないジレンマをお持ちの先生は非常に多いみたいです。
かといって一方的に言って、へそ曲げられてもかなわんな、そっぽ向かれたら面倒だなと思っている先生も多いことでしょう。
どちらも一長一短ですから、状況にあわせて選択されるのがいいと思います。あとは先生のキャラクターもありますよね。
社長には、2つのタイプがいます。
「リーダーシップ型の社長」と「マネジメント型の社長」です。「リーダー型の先生」と「マネージャー型の先生」ということですね。
リーダーシップとは、何かを革新し、始める力のことです。マネジメントとは、すでにあるものをコピーし、管理することです。
この2つを明確に意識して区分している人はものすごく少ないです。だいたいごちゃごちゃになっている事がほとんどです。
リーダーとは、会社にとって正しいことをする人のことです。
マネージャーとは、物事を正しい方向へ矯正する人のことです。
正しいこととは、目標や方向性、目的、ビジョン、夢、道のりを決めることです。
リーダーは経営にとって効果的なことを行う人のことです。
マネージャーは経営をより効率的に行う人のことです。
マネジメントは、どうやるかという方法を示すものです。
リーダーシップは、何をなぜやるのかを示すものです。
マネジメント型の社長がたくさんいる一方で、リーダー型の社長はごく少数です。
これから何をやるべきか、会社がどうあるべきかを語れる社長はほとんどいません。し、今までと方針を変えることを決断できる社長もほとんどいません。
世界的な名著「7つの習慣」では、このことをこう説明してあります。
「日々の生活の忙しさに追われ、やっていることそのものに意味があるのかどうかを考えず、成功のはしごを昇りつめて頂上に達した時、はじめてそのはしごはかけ違いだったと気がつく人がなんと多いことだろう。非常に忙しい毎日を送りながらも、その活動自体が、実は自分の最終的な目的とは何ら関係がないという可能性が多いにあるのだ。」
これから日本は今までとまるで違う社会に大きく変わっていくことが予測されています。
超少子高齢化社会に突入していきますが、人口も減り、労働人口も減ります。働く人が減るということは、会社で働いてくれる人が減ることでもあります。消費能力の高い人が減ることでもあります。
こうした変化を迎える時に必要なのはリーダー型社長です。今までと違う変化をおこす経営をしていかなければ生き残っていけません。
こうした時に必要なのは、ボトムアップでしょうか?トップダウンでしょうか?
変化があまりなかった今までは、マネジメント型社長がボトムアップでよかったかもしれませんが、これからはリーダー型社長がトップダウンでどんどん前進していくことがより必要になってくる、そんな時代になると思います。
ー福元友則
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