From:福元友則
最近は「仕事とプライベートを分ける働き方」というのが流行っているそうです。
ワークライフバランスという言葉をよく聞きますし。
でも、僕は今のこの言葉の使われ方には違和感があります。
僕はできれば仕事とプライベートはきっちり分けたい派です。ですから、休みの時に仕事の人と会ったりというのは極力避けてます。
それは、プライベートは休息をとるため、リフレッシュしてまた仕事を頑張るというか仕事のために休むという考え方からくるもので、今の「仕事よりプライベート」という風潮には違和感があります。
(ちなみにリフレッシュするには、やっぱり自然に触れるのが1番みたいですね。)
日本ではじめて週休2日制を導入したのは松下幸之助だと言われています。
1965年(昭和40年)のことだそうです。
大事なことは、世の中が週休1日だった時になぜ週休2日にしたのか?
その理由にあります。
松下幸之助著「社員心得帖」によりますと、、、
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私どもの会社では、昭和40年に完全週5日制に踏み切ったのですが、それから半年ほどたったころ、私は社員に次のような話をしたことがあります。
「わが社が週5日制になってから半年の月日がたったけれども、皆さんは週2日の休みをどのような考えで過ごしておられるだろうか。1日休養、1日教養というように有効に活用できているかどうか。2日間の休みを無為に過ごすのでなく、心身ともにみずからの向上をはかる適当な方法を考え、実行していただきたいと思う。
ただ、そのみずからを高めるというか、教養を高めたり、仕事の能力を向上させたり、あるいは健康な体づくりをすることと関連して、私は1つみなさんにお尋ねしたい。
それはどういうことかというと、ほかでもない。
皆さんが勉強なり運動をするときに「自分がこのように自己の向上に努めるのは、ただ単に自分のためばかりではない。
それは社会の一員としての自分の義務でもあるのだ」という意識をもってやっておられるかどうか、ということである。
そういうことをみなさんは今まで考えたことがあるかどうか、また現在考えているかどうかをお尋ねしたいと思う。」
そのとき、なぜ私がそのようなことを質問したのかといいますと、そういう義務感というものは、社員1人ひとりがもっていなければならない非常に大切なことだと考えたからです。
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よく仕事が忙しくて勉強する時間がないという人がいます。
でもそれは本末転倒かもしれません。
勉強していないから、時間がないのかもしれません。
まとまった勉強する時間を1週間に1度はとりましょう。
新しく勉強すること、そのものが社会貢献になります。
また社会に貢献できること、社会に貢献できるようになることを勉強するようにしましょう。
仕事の時間を削ることになっても必ずやるようにしましょう。
必ず後から大きな財産になりますよ!
ー福元友則