From:高名一成
ビジネスをやる以上は、もうかる会社を作らなければいけません。
会社がもうかっていないと、ビジネスを継続することができません。
もうかる会社を作るためには売上よりも利益を増やす必要があります。
利益が増えれば、使えるお金が増えるので、会社を成長させるために必要なインフラを整えたり、顧客獲得に投資することができるので、儲け続ける仕組みを作れるようになります。
利益を増やすために真っ先に考えられるのが経費削減です。
必要な経費と無駄な経費を分け、無駄な経費を削減していきます。
このやり方は即効性がありますし確実に利益が増えるので、やらないのはザルとしかいいようがありません。
しかし、削れる経費には限界があるし、中小企業には無駄に使える経費はそもそもそんなにありません。
そこで、考えなければいけないのは「売上を増やす」ことです。
極論を言うと、売上を増やすのに上限はないので永遠にやれることがあります。
利益アップは経費削減をやりきったら、どこかで売上を増やすことに着手しなければいけません。
売上を増やすには、「お金をかける方法」と「お金をかけない方法」の2つがあります。
お金をかける方法で売上を増やそうとすると、売上は増えますが利益は増えません。
お金をかける方法の代表は「集客」です。
集客は会社や商品のことを知らない人に知ってもらったり集めたりするので、広告が必要です。
つまり広告費がかかってくるんですね。
それに、集客をうまくやるには、価格の安い商品を売る必要があるので1商品あたりの利益は薄くなります。
ですから、売っても売っても利益は思ったより増えません。ケースによっては売った売上よりコストの方が高くなってしまう場合もあります。
利益アップを目的とした場合には「お金をかけずに売上を増やす方法」をやる必要があります。
その時のポイントは既存客にアプローチするということです。
既存客であれば、集客する必要はありません。
DMなどを使うとしても、すでに特定されている人にだけ送ればいいだけなので、コストは微々たるものです。
一般的には既存客は新規客を集客するよりも10倍カンタンだと言われているくらいです。
さらに、既存客は新規客よりも、客単価が高い傾向にあります。
やり方次第で平均客単価の5倍以上の商品を買ってもらうことも不可能ではありません。
それは全て利益に跳ね返ってきます。
お金のかからない方法は顧問先の社長にも受け入れてもらいやすいはずなので、ぜひ積極的にアドバイスしてあげてください。
ー高名一成