From 福元友則
3日午前に熱海市で発生した土石流により被害にあわれました方に心よりお見舞い申し上げます。
こういうニュースをみるたびに自分にできることは何かを考えますと無力感にかられます。
起業家や起業家支援をしている身としましては、商売人の育成を通じて全国の地域の発展や復興に貢献していきたいと考えてます。
日頃からの先生のご支援に感謝し、より一層精進してまいります。
今日は前回の続きです。
柳井さんは経営者には4つの力が必要と言ってます。
経営は実行です。
考えているだけでは成果はあがりません。
思っているだけでは成果はあがりません。
知っているだけでも成果はあがりません。
実行してはじめて成果があがります。
ただ闇雲に行動すればいいというものでもありません。
経営の原則に従って行動する必要があります。
また効果的な行動を習慣化する必要もあります。
効果的な行動を一定期間続けることではじめて成果があがるのです。
1つ目は、「変革する力」です。
顧客にとって付加価値がなければ売れません。
付加価値がないものが売れたとしても儲かりません。
この付加価値はお客さんが感じるものです。
競争相手が同じことをしてこれば、自分たちが変わっていなくても付加価値はなくなってしまいます。
ですから、市場の環境にあわせて常に変わり続けなければいけません。
そしてその要求スピードは日増しに激しくなっていっています。
変革する力がないとあっという間にお客さんから選べれない会社になってしまうのです。
2つ目は、「儲ける力」です。
ここでいう儲ける力とは、変革をお金に変えていく力のことです。
儲けは、お客様からの支持のバロメーターであり、適切な経営ができているのかを測るバロメーターでもあります。
また経営を継続するために必要なものでもあります。
3つ目は、「チームを作る力」です。
仕事はチームで行うものです。
1人でできることはたかが知れています。
大きな成果をあげるためには、チームが必要不可欠だからです。
4つ目は、「理想を追求する力」です。
企業の最終目的は、自分たちの存在意義である使命の実現です。
「変革」も「儲けること」も「チームを作ること」も使命実現のための手段といえます。
企業は使命の実現を通じて、社会に¥貢献できてはじめて存在が許されます。
そのためには、大きな理想を掲げ、そこへ到達するためにやるべきことを設定し、クリアしていく。
それを繰り返していく。
こうした理想を追求する力があってはじめて、使命の実現へ近づくことができるのです。
特に今は変革する力が求められている時代ですね。
そのためには、いいチームを作らなければいけませんし、儲ける力がないと変革は難しくなるでしょう。
時代にあわせた変革をして進化しないと、時代に取り残されてしまいかねません。
税理士業界も変わってきましたが、今年は大変革の初年度になる予感がします。
ぜひ先生も変革をキーワードに経営をしてください。