from 福元友則
仕事には2つの種類があります。
既に動いているものを上手に動かす仕事と、1から何かを作り上げる仕事です。
この2つには天と地ほどの違いがあります。
既に動いているものを上手に動かす仕事も大切な仕事ですが、大きな価値を生み出すのは1から何かを作り上げる仕事です。
どちらが大変かといえば、1から何かを作り上げる仕事の方が大変。
ですが、価値が大きくリターンが大きくなるのもこの手の仕事です。
このことに気づいたとき、僕の価値観は大きく変わりました。
それまでは仕事ができるというのは文字通りうまく仕事をこなすことができる人というイメージを持っていました。
一般的にいうエリートみたいなイメージですね。
ですので、仕事ができるようになれば評価もあがり収入もあがる。
そんなイメージで仕事をしていました。
しかしたくさんの会社や社長をみるにつれその考えは幻想だということにきづいてきました。
仕事ができるようになれば収入があがるというのは本当の意味では間違いです。
会社の中で1番収入が高いのは社長です。
では社長はその会社の中で1番仕事ができるのか?というとどうでしょう、、、
そうであるかもしれないですし、そうでないかもしれません。
ではなぜ社長の収入が1番高くなるのかといえば、、、
それは、1番リスクをとっているからです。
ですので、とっているリスクの大きさによって社長でも収入が変わってきます。
収入が高い社長ほどリスクをとっているということ。
逆にいうと収入が低い社長の大半はリスクをとっていない傾向にあります。
ではここでいうリスクとは何でしょうか?
それが冒頭の言葉です。
仕事には既に動いているものを上手に動かす仕事と、1から何かを作り上げる仕事があります。
一般に社員はできあがった仕組みを動かす仕事をしています。
ですから彼らにリスクはありません。
しかし1から何かを作り上げる仕事にはリスクしかありません。
ですから、これは社長にしかできない仕事になります。
そして、成功モデルを作り上げるプロセスを経験した人と、できあがった後にそのモデルに関わった人には大きな隔たりがあります。
成功モデルの重要なポイントはできあがったモデルにあるのではなく、そのモデルを成功させるプロセスにあるからです。
その意思決定などをとおしてかけがえのない知見を手にすることができ、それがその後の仕事にとても重要なものになっていくのです。
こうした知見を手にした人はビジネスの再現性を手にすることができ、次々と成功することができるようになるからです。
ぜひ顧問先にもアドバイスしてあげてください。
そして事務所のマネジメントにも、そして先生の今後の仕事の参考にしてください。