from 福元友則
2023年も確定申告の時期になりました。
もうご多忙のことと思います。
色んな先生とお話をしますが、さすがにこの時期はどの先生も忙しそう。
そんな中、ある先生とのお話を紹介します。
その事務所はというか先生は人があっての税理士事務所、事務所の成長のためにも所員の成長を重視しているそうです。
しかしその先生の悩みが所員の成長があまり感じられないこと。
スタッフがどんどん成長していく事務所は何をやっているのか、どうやっているのかを知りたいとのことでした。
先生はどう考えますか?
また先生の事務所はどうでしょうか?
まず人はあまり成長しないものです。
というか成長していたとしても本人も含め周囲もそれを実感しづらいものです。
ですので、成長を確認できたり成長を感じられるようにしなければいけません。
また誰もが成長を望んでいるわけではありません。
事務所のスタッフはもしかしたら簿記が得意だったり、好きだったりして、税理士事務所に入所したのかもしれません。
その仕事をやりたいだけで成長したいわけでも、成長を望んでいるわけでもないかもしれません。
ですので、まずは成長したいと思っている人を採用するというのが1つあります。
しかしもちろんそれだけでは成長しません。
ここで理解しておくべきは、「上達」と「成長」は違うということです。
ここを混同している人が多いのですが、成長と上達は違いますし、成長するためにやるべきことと上達するためにやるべきことは違います。
上達は今やっていることがもっとうまくできるようになること。
成長とは今までできなかったことができるようなること。
なので新しいことにチャレンジしないと成長はありません。
新しいことにチャレンジすることによって成長する機会がおとずれます。
もし事務所の成長がない、成長が感じれないとしたらそれは成長の機会がないからなのかもしれません。
もし今までと同じことしかやっていなかったらそもそも成長するための機会がなかったということですよね。
スタッフや事務所を成長させるためには、所長として、経営者として、成長するための機会をつくらなければいけません。
そのためには新しいことへのチャレンジが必要になってくることが多いです。
そういう機会を通じて成長を促すことができますし、また成長を実感することもできるうようになるのです。
ぜひ繁忙期あけの活動の参考にしてください。
また顧問先の社長にもアドバイスしてあげてください。