from 福元友則
先日こんな質問をもらいました。
「成果を出す人と成果を出し続ける人って何が違うんですか?」と。
先生はどう思いますか?
成果を出す人と成果を出し続ける人の違う点がここです。
一時的にうまくいく人は流れにのるのがうまい人。
やっていることがたまたま時代にあったとか、うまくブームにのっかったとか。
ただしこういうラッキーのようなやり方だけではうまくいく時期は長く続きません。
成果を出し続ける人は、もっと長期的に物事をみているし、取り組んでいます。
原理原則を大切にしています。
原理原則の基づいて戦略を決めてますし、戦略にあった戦術を採用しています。
ですからビジネスの原理原則が何か、これをおさえずに戦略をどうしようが戦術をどうしようがそれは一過性の成功にしかつながりません。
ではビジネスの原理原則にはどんなものがあるのでしょうか?
1つにお客様の問題を解決することで対価を得るというのがあります。
するとお客様の問題とは何かということになります。
それからその問題をどのように解決するのかということになります。
そしてその問題を解決することによってお客様がどうなるのかも考えないといけません。
つまりビジネスとはお客様への貢献であり、その貢献によってお客様がどうよくなるのか、どれぐらいよくなるのかでうまくいくかどうかが決まります。
お客様が儲かることに貢献すれば当然自社も儲けることができます。
逆に貢献できていないのであれば、もしくは貢献が少ないのであれば、リターンも少なくなりビジネスが難しくなるということです。
時代だったり競合だったりで貢献の形やリターンの大きさが変わっていってしまいます。
そのため戦略であったり戦術であったり、商品だったりはちょくちょく変更しなければいけないのですが本来のやるべきことにはあまり変わりはありません。
こういう視点で色んな社長をみていくと面白いことに気づきます。
成果を出す人と成果を出し続ける人では意識している点が違うからです。
一時的にしか成果をあげられない人は商品や業務などに意識がいっています。
売れる商品は何?儲かる仕事は何?といった感じです。
一方成果を挙げ続ける社長はお客さんに意識がいっています。
お客さんは何に困っているのかな?何に悩んでいるのかな?
意識するところが変わると行動も違ってきます。
儲かる商品となるとお客さんを変え続けなければいけません。
ビジネスにおいて一番難しいのが顧客獲得であり、一番お金がかかるのも顧客獲得です。
儲かる商品を追いかけたせいで儲けにくくなっているとは本末転倒です。
一方で一番儲かるのは既存客に次の商品を売ること。
顧問先の社長にアドバイスしてあげてください。
そして先生の事務所にも取り入れていきましょう!