From:高名一成
先日、メルマガ読者の方からこんなメッセージをいただきました。
「いつもメールマガジンを読ませていただいております。パートさん含めて7人の小さい会計事務所です。私が面白いと思った記事は、回覧してまわしています。
メルマガでとりあげてもらいたいテーマですが、顧問先の問題や課題の見つけ方です。問題や課題の解決方法は、ネットにたくさん出ています。しかし、どこに問題等があるのか探る方法はネットにも出ていないし、どうしていいか悩んでいます」
読者からは定期的に質問やメッセージをいただくことがあるんですが、こういった連絡をいただけるのはとても嬉しいです。(取り上げてほしいテーマがある方は記事のPSをご覧ください!)
いただいた要望にはなるべく答えていくようにしているので、今日はこのメッセージに答えていきたいと思います。
まず、この悩みを考える上で重要なのは何を問題として捉えるかということです。
間違った問題を解決しても会社は良くならないので、会社が良くなるための本質的な問題を捉えて解決していく必要があります。
この本質的な問題のことをインサイトと呼び、重要なのは問題のインサイトを見つけて、そのインサイトを解決するための課題に取り組んでいくことです。
多くの人は目の前で起きている現象を問題として捉えていますが、その問題はたいていの場合インサイトではありません。
インサイトは問題を解決したあとに起きる次の問題、その次の問題というふうに先々に起きる問題であることがほとんです。
この先々に起きる問題に対処せず、目の前に起きている問題解決だけすると、ザルで水を救っている状態になってしまいます。
例えば、人材採用の市場でいうと求職者が定着し続けてくれる会社作りをまずやらなければいけません。
しかし、現在の採用市場は採用活動が優先的な課題として捉えられていることが多く、多くの会社は採用しやすい媒体やリクルートサイトなどを求めています。
採用しやすい媒体やリクルートサイトができれば、採用自体はできるでしょう。
ですが、定着し続けてくれる会社作りができていないせいで、採用してもすぐに離職されるなんてケースが採用市場では山のように起きています。
問題は解決する順番が大切でインサイトなものから解決していく必要があるんです。
インサイトを見つけるためには目の前に起きている現象だけを見るのではなく、その問題が起きている原因や先々に起きるであろう問題を時系列で見ていくといいです。
原因や次に起きる問題を時系列で見て深掘りしていき、どれを解決すると一番効果的なのかを考えましょう。
なお、インサイトは自分自身では見つけづらいものです。
第3者の客観的な視点がヒントになることが多いので、ぜひあなたが顧問先の第3者視点となってインサイトを見つけてあげてください。
それから、中小企業の場合はインサイトが売上になることがほとんどです。
どんな問題も売上を増やさないと解決できないことばかりなので………ということはきっと税理士であるあなたが一番よく分かっているかもしれませんね。
ちなみに、、、売上の問題を解決するのはマーケティングなので、中小企業支援にはマーケティングの知識が必要です。
僕たちがマーケティングをオススメしている理由がここにあります。
ー高名一成
PS.
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