from 福元友則
「ダイダイがみたい!」
僕が朝起きてくるなり子供がこう言ってきました。
一瞬ダイダイ??ってなりましたが、ダイダイとはダイナマンのことのようでした。
ちなみにダイナマンとは『科学戦隊ダイナマン』(かがくせんたいダイナマン)のこと。
1983年2月5日から1984年1月28日まで、テレビ朝日系列で全51話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローチームの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第7作目に当たる戦隊ヒーローです。
僕が2、3歳のころみていた番組です。
先日ふと思い出してYouTubeで子供にみせたのですが、どうやらダイナマンを気にいったようです。
他にも今やっているゴジュウジャー(ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー)とか他の戦隊モノも見せたのですがお気に入りはダイナマンのようです。
約40年前の作品で今のものと比べると何もかも古くみえてしまいます。
どちらのほうがクオリティが高いかといったら比較になりません。
でも僕の子供が気に入ったのはダイナマンでした。
ダイナマンはオープニングの主題歌から始まります。
主題歌もダイダイダイダイダイナマン♩から始まります。
もうめちゃくちゃ覚えやすい!
僕はいまだにこの曲を覚えていたのですが、40年聞いてなくても覚えてるってすごいですよね。
ちなみに息子がダイダイと呼ぶのはダイダイダイダイダイナマン♩からきていると思います。
このシンプルさがわかりやすくてよかったのでしょう。
他の作品のほうがよくできていても、クオリティに圧倒的な差があったとしてもシンプルさには敵わなかったようです。
こういうことってビジネスの世界でもよくあります。
うちのほうがいい商品なんだけどな?とか、うちのほうがいいサービスなのになぜ売れないんだ?みたいな相談よく受けます。
そういう時の答えはかんたんでお客さんにとってわかりにくメッセージになっているからです。
いい商品かどうかはお客さんが買って使ってみてはじめてわかります。
買う前にはいい商品かどうかはわかりません。
なのでお客さんはよさそうな商品を選びます。
つまりお客さんにとってわかりやすい商品が選ばれやすいということなのです。
わかりやすくするためにはシンプルにすること。
商品やサービスを改善していくとどんどん複雑になっていきお客さんにとってわかりにくいものになってしまいます。
先生の事務所のメッセージはどうなっていますか?
もしわかりにくメッセージになっていたなら、ダイナマンぐらいシンプルでわかりやすいを目指しましょう。