From:高名一成
今、地方銀行の経営はとても厳しい状況にあります。
2019年3月決算を集計したところ、全体の7割の地銀が減益し、純利益が減っているそうです。とくに規模の小さな地銀の減益比率がものスゴく高いそうで、甲信越、四国地方にいたっては、9割の地銀が減益しています。
中長期的な超低金利政策や人口や企業が減少していることにより貸出先が少ないということが大きな要因です。小さな利息をたくさんの企業からもらうことで収益を上げるビジネスモデルが崩壊してきているということです。
この問題の解決策として、新事業でコンサルを始める地銀が増えてきています。
実は地銀だけでなく、新事業としてコンサルを始める業界は他にも増えてきています。コンサルはリスクも少ないし、少ない投資も始められることがひとつの要因かもしれません。
それにコンサルはお客さんの業績を良くするためのサービスです。お客さんが良くなればまわりまわって本来やっていた主体事業に恩恵が出てきます。
コンサルをすることでお客さんの業績が良くなれば、事業拡大のために投資を増やしていく可能性はとても大きいはずです。この時、地銀の場合はその投資資金を融資することが可能になります。
世の中のビジネスのほとんどは、自分たちのお客さんが良くなれば、結果的に自分たちも良くなります。
これを実現するために必要な機能がコンサルティングなのです。win-winという言葉がありますが、僕はコンサルこそ、真のwin-winを実現できる手段だと考えています。
だから、僕はコンサルが大好きです。
それに、今後AIに奪われる仕事ということで、銀行業務や会計業務が挙げられていますが、コンサルがその領域に入ることは今のところ無いと思います。
つまり、コンサルをやること自体が自分たちの会社を守ることであり、差別化にも繋がってくるのです。
最近お会いする税理士の先生はみな、この事業へのリソースを強化し、本格的に事業化を進めています。
真のwin-winを作り出す仕事をするため、自分たちの会社を守るため、あなたもコンサルの事業化に本格的に着手してみてはいかがですか?
今月で3月決算が終わるので、6月からはこの活動を進めることを考えてみてください。そして、いち早く行動しましょう。
ー高名一成