From:高名一成
「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」
と、ウィンザー夫人は言いました。
あなたもウィンザー夫人のこの教えを守りましょう。なぜなら、マーケティングやセールスをやる上でとても重要なことだからです。
そもそも、ウィンザー夫人って誰?ということですが、ウィンザー夫人は実在の人物ではありません。
作家アーリーン・ロマネスのミステリー小説『伯爵夫人はスパイ』の中の登場人物で、冒頭の言葉は小説の中でウィンザー夫人が言ったものです。
この言葉は、自分や当事者ではなく、第三者から間接的に情報が伝達することにより、信頼感や信憑性が増すという意味です。
例えば、「自分のサービスはこんなにすごいんです」「私にはこんな実績があるから私のサービスは間違いない」みたいなこと言っていたら、「それ本当なの?」と思う人がほとんどです。
買ってもらいたいから言ってるだけじゃないの?と普通の人は思います。
そこで、その自分の主張の証明になるのが第三者の言葉です。
ウィンザー夫人のこの言葉は非常に纏を得ているし、例えで使い易いので、行動心理学の世界ではウィンザー効果と呼ばれています。
実在する人物ではなく、架空の人物の言葉がビジネスの世界に根付いているのは珍しいかもしれませんね。
ですが、ウィンザー夫人に逆らってはいけません。
ウィンザー夫人の教えに逆らうと、マーケティングやセールスがうまくいきません。それに、あなたは他人から、「また自社の商品、自分のことを自分で褒めちぎっている」と変な目で見られてしまう可能性も大きいのです。
なので、第三者の言葉を利用しましょう。
第三者の言葉は例えば「お客さんの声」です。
既存客に対して、アンケートやインタビューなどをおこなってみてください。そこで、サービスを使った感想や、サービスを使って得た成果を話してもらうことで、あなたの主張の信憑性が高まります。
その他に、推薦の声をもらったりしてもいいかもしれません。
そして、この第三者の言葉をマーケティングやセールスの場面でしっかり使いましょう。
例えば、広告です。DMやパンフレットに乗せてもいいですし、一番はホームページに乗せることをオススメします。今は誰でもホームページで確認しますから。
なので、僕は普段からお客さんの声を集めています。それを広告に反映させたり、提案書に入れたりして使っています。
ウィンザー夫人の教えを忠実に守っているんです。
あなたもウィンザー夫人の教えにならって、第三者の言葉を集めて、それを活用してください。
それだけで、マーケティングやセールスがうまくいく可能性が高まります。
ー高名一成