From:高名一成
5月13日、全国の書店が3密状態になったようです。
いつもは人がいないような本屋にも30人くらい並んでいたとツイッターで話題になっていました。
理由は漫画「鬼滅の刃」の新巻発売日だったからです。
「鬼滅の刃」は今、超売れに売れている大ヒット漫画。
店頭では品切れが続出し、kindlestoreのコミックランキングでは常に上位にランクインされています。
あるランキングでは、これまで10年以上にわたって不動の1位だった「ワンピース」を超える販売部数を記録しました。
大ヒットの理由はもちろん漫画の内容が面白いということにつきますが、それ以外にもいろんな理由があります。
その理由の1つがインフルエンサーからの発信です。
インフルエンサーとは世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のことで、その人が世の中にメッセージを発信するとバズり現象が起きます。
インフルエンサーの代表的なのは芸能人で、「鬼滅の刃」は芸人の椿鬼奴さんとか有吉さんとか、モデルのみちょぱさんとかが面白い!と発信しています。
このメッセージがヒットに火をつけた1つの要因です。
こういった理由でヒットしたものは今までにもたくさんありました。
例えば、「鬼滅の刃」と同じ漫画「キングダム」はアメトークで取り上げられたことがヒット最大の要因だと言われています。
数年前に世界中でヒットしたピコ太郎の「PPAP」はジャスティンビーバーのツイッターがきっかけです。
僕たちもこの現象から学べる教訓があります。
それは営業をうまくやるためには第3者の声はかかせないということです。
営業のセールストークで商品の良さやお客さんへのメリットを語るのは当然です。
でも、たいていの人はこう思います。
「それ本当?」
「売りたいから良いこと言ってるだけじゃないの?」
と。
カンタンには信じてもらえません。
商品の良さやメリットを語ってもそれは一方的な主張でしかありませんからね。
信じてもらえないのであれば証拠を提示しなければいけません。
証拠を提示することで主張を裏付けることができ、信用してもらえるようになります。
だから、営業をうまくやるためには証拠を集める必要があります。
その時に集めるべき証拠は、お客さんからの感想や推薦です。
これがあるとあなたの提案をよりパワフルにしてくれます。
広告の世界では証拠だけを集めて販売をする証言広告というものがあるくらいです。
実際に自分の購買行動を思い出してみてください。
購入を検討している時に、買った人のレビューを参考にしたことがあると思います。
業界内の話で言えば、知り合いの先生がオススメしていたからそのベンダーと契約したということもありますよね。
このように証拠の重要性は自分の過去の行動が物語っています。
であれば、自分の提案にも証拠を使うべきです。
これらを提案書、ホームページなどに掲載していきましょう。
まずは、顧問先にお願いすることから始めてみてください。
ー高名一成