from 福元友則
人が変わるのは難しいものです。
自分の考え方や態度、行動などが今の自分を作り上げました。
今の自分は、過去の自分の成果物だといえます。
ですので、意識し続けなければ自分が磁石となって過去のよくないパターンを引き寄せてしまいます。
セミナーを受けた帰りはやる気に満ちていても寝て次の日には元どおりになっているというのはまさにこのことを表しています。
宝くじが当たった人を追いかけるとその後、悲惨な人生を送っているというような話をたまに聞きます。
聞いたことのない先生は「宝くじ 末路」などでググってください。
記事や本がたくさん出てきますので。
ひよこは殻を破る時、なかなか破けず苦労するそうです。
しかし、傍らでみていてかわいそうだからと力を貸してはいけません。
ひよこのためにならないからだそうです。
というのもひよこは、からを破る苦労を通じて生き延びていくための強さを身につけているからです。
もしその苦労がなければ、強さを身につけることができず早々に死んでしまったり、何かに頼らないと生きていけない弱い存在になってしまうかもしれません。
自分の殻を破るのは大変なことですが、その苦労をすることで成長するのです。
サッカー日本代表の元監督アルベルト.ザッケローニはこんなことを言っています。
「成功は必ずしも約束されていないが、成長は必ず約束されている。」
もし成長したいなら、次のステージに行きたいなら、何かを手放しましょう。
所有物は少なければ少ないほど、手にできるものは増えるそうです。
もしモノが多ければ、先生の周りの物理的なスペースが自分の精神状態を反映しているかもしれません。
さて、整理整頓とは「ものに制限を設けること」だそうです。
この言葉を知った時、思わずなるほどと言ってしまいました。
僕は最低月に1度は整理整頓をするようにしています。
整理整頓をすると頭もすっきりするのですが、これは精神的な余白がうまれているからです。
また整理整頓は、物理的なものだけでなく「時間に関するもの」にも必要です。
ジャーナルをつけることで、自分が何に時間を使っているのかや、何が脳のメモリーをよく使っているのかなどを整理整頓しましょう。
考えている時は重要なことのように思えても、振り返ると大したことではないことはたくさんあります。(たいていの不安というのは、このたぐいのものです。)
より重要なことにより時間を使うようにしてください。
これが成長であり、いい変化につながっていきますので。
税理士の先生は真面目な方が多いので、どんどんやることを増やしていってしまいがちです。
でもそれはいい時間の使い方とはいえません。
ですので、整理整頓、特に時間の整理整頓をしてなりたい自分に近づくための時間の使い方をしていってください。