From:高名一成
先日あるzoomセミナーに参加しました。
その時、ふと受講している人の様子が目に留まりました。
みんなスライドの内容について一生懸命メモを取っていました。
これはセミナーでは普通の光景ですよね。
そんな中、僕は全くメモを取りませんでした。
講師からしたらメモを取っていない僕は受講態度が良くないように見えたかもしれません。
メモを取っている方が一生懸命聴いて受講しているように見えますからね。
僕は基本的にセミナーに参加してもメモを取らないようにしています。
なぜなら、後日そのメモを見返すことはほぼないからです。
それにメモを取ると書くことに集中してしまうので、学びがおろそかになってしまいます。
以前こんな実験がありました。
2人の人に60分くらいの講義を受けてもらい、その数時間後に講義内容についてテストをおこないます。
1人は先生が話しをしていること、スライドやホワイトボードに書いてあることを一生懸命メモしました。
もう1人はメモはほぼ取っていません。
2人はテストが始まるまで内容を思い出したりメモを見返したりして復習をしました。
結果はどうなったかというと、メモをほぼ取っていない人の圧勝でした。
これはどんなパターンで何回試してみても同じ結果でした。
理由はカンタンです。
メモを取っている人はメモを取るのに必死で話しをきちんと聴いていないからです。
それに対して、メモを取っていない人は「聴く」ことに集中して大切だと思うポイントだけメモを取っています。
きちんと聴いているから頭の中に情報としてインプットされているのです。
これがテストの結果を変えた違いで、僕がセミナーでメモをあまり取らない理由の1つです。
そして、僕は聴きながら明日行動できることを1つ見つけるようにしています。
セミナーで学んだ全てのことをインプットしそれを行動にうつすことは不可能です。
基本的に人は学んだことはすぐに忘れてしまいますし、新しいことはそんなに一気にできませんからね。
だから、1つだけ行動できるものを探すようにしています。
人は行動したことは記憶に定着しやすくなります。
定着するということはインプットされた情報が知識やスキルに進化するということです。
もちろん、メモを一生懸命取ることは否定しません。
僕もメモを取る類のセミナーはあります。
後日資料として見直すことを前提に受けた場合です。
でも、たくさんメモをとっても後日見ないのであればそれは意味がありません。見ないし、内容を忘れてしまうのであればセミナーを受けた意味はありませんよね。
だから、僕は聴くことに徹して情報をインプットし、行動できるポイントを探しながらセミナー受けています。そして知識を増やそうとしています。
僕の知り合いにはセミナーで学びになることを見つけたら途中退席して、すぐに行動する人もいるくらいです。
セミナーを受けるスタンスにもよりますが、知識を増やし成果を出したい人はぜひ参考にしてみてください!
これはセミナーの学びを成果に結びつける学習ノウハウです!
ー高名一成