from 福元友則
先日、2日間セミナーに参加してきました。
2日間で何十万円もするセミナーなのですが、僕はサラリーマンの頃から毎年必ずこうした高額のセミナーに参加して新しくチャレンジすることを見つけたり、自分の知識やスキルをアップデートしてきました。
これを知りたいとか身につけようということではなく、何か課題が見つかったらいいなぐらいの感じですが、毎回参加することで監査担当者だったのがコンサルできるようになり、プロのコンサルタントになり、起業するといったふうに自分をアップデートできています。
またこうしたところに参加する人がどういう人なのかに興味があるのもあります。
こうしたところに参加する人と仲良くなれたり、いい影響を受けたいなということもあります。
会場型のセミナーの場合、懇親会も楽しかったりしますしね。
今回のセミナーは2日間びっしりのみっちり。
2日間とも朝10時から18時まで。
講師も2日間しゃべりっぱなしですから大変ですが、聞いてるこっちも大変。
今回のセミナーはコロナ禍なのでzoom開催でしたが、参加してる人みんなぐったりしてました。
zoomの高額セミナーに参加したのは今回がはじめてです。
今回のセミナーで普段の会場型のセミナーだと気付けいない面白い事実を発見できましたのでシェアしたいと思います。
この事実を発見したのは講師がある説明をし終わった時のこと。
参加者の方から、チャットに続々と質問がきていました。
僕はその質問をみてびっくり。
「えっ、こんな質問するの?」と思いました。
というのも書かれていた質問はどれも先ほど講師が何度も丁寧に説明していたことだったからです。
講師の話を聞いていなかったとしか思えません。
1人2人のことではなく、10人20人の人がそうでした。
もしかしたら、何かの事情でその説明を聞けていなかったのかもしれません。
ですが、事実として講師の話を聞くために何十万もするセミナーに参加して、講師の話を聞いていない人が十数名もいたのです。
ここでわかったことがあります。
(確信かもしれません。)
人は人の話を聞いていません。
自分が思っている以上に聞いていません。
目の前で真剣な顔をして全く別のことを考えているかもしれません。
電話やビデオのむこうで全く別のことをしているかもしれません。
聞いてくれていても、全く違う理解をしているかもしれません。
なのに、自分がはなしたから相手も聞いていたと思って話を進めるのは間違っています。
説明したら相手が理解したと思って、話をすすめるのも間違っています。
営業やコンサル、決算説明でもそうでしょうし、部下の指導でもそうでしょう。
とにかくみんな人の話を聞いていませんから、何度も丁寧に確認しながら進めていくようにしてください。
聞いてるほうもふっと別のことに気を取られて話に戻ってきたら全然何言っているのかわからないとなったら、もうその先を聞く気になれません。
説明するほうも、また最初に戻って1から説明するのを1度目と同じテンションですることは難しいでしょう。
(少なくとも僕はそのタイプです。)
いつも相手が自分の話を聞いていない、覚えていないという前提で話しを進めるようにすることをおすすめします。
(悲しいことではありますが、事実なので仕方ないですね。)