From:福元友則
もし先生が税理士ではなく経営者であるなら、、、
もし先生が税理士としてではなく、経営者として働いていきたいなら、、、
今日の記事はとても重要です。
必ず最後まで読んでください。
というのも、経営計画をつくりましょうとか、中期計画を作りましょうとかあちこちで言いますし、言われていますよね。
この計画をたてる時にほとんどの人がよくやってしまうのは、
成長を低くしすぎるか
成長を高くしすぎるか
のどちらかです。
もともとは目標設定スキルが低いことが原因なのですが。
成長を低くしすぎるケースでは、目標を高く設定することで自分への負荷が大きくなるのを避けるために行われがちです。ですが、楽々成長するなんてことは難しく、高い目標に向かって四苦八苦してるうちに成長していくことがほとんどです。
もっと目標を高くするように助言すればいいでしょう。
本当にこれ以上は無理だと思っていたら、全力で拒否してきますので。
成長を高くしすぎるケースでは、本当にそれを実現できるリソースがあるのか?
それは社内なのか?社外なのか?
ということです。
ですが、それ以上に確認しておかなければいけないのが
「どういう前提があってのことなのか?」ということです。
これをきちんと確認するべきなのですね。
というのも、その前提が変わってしまったら今考えている成長がなくなるどことか、急激に下降することすらありえるからです。
例えば、昔グーグルスラップという出来事がありました。
インターネットで売上を上げていた業者が、ある日グーグルの広告表示基準の変更により自社の広告が全く表示されなくなってしまい、売上が限りなく0に近くなってしまったということがありました。
またメインの取引業者から取引を中止されてしまい、急に業績悪化してしまうなんていうケースは割りとよく聞く話です。
これらは、自分のビジネスのリスクについて考えていないことで起きます。
そのうえで特に考えるようにするべきなのが「自分のビジネスは何に依存しているのだろうか?」ということです。
これは依存度の大小に関わらず、依存している可能性のあるものをどんどんあげていきます。
そして、その中から依存度のたかそうなものを選び出し、もしそれがダメになったとしたらどうするべきかを考えるようにします。
すべての事業で、すべてのことを均等に振り分けて行うなんてことは無理です。必ずどこかに偏りがあり、どこかにレバレッジがかかっています。
それを見つけ出し、その対処方法を考えておく。
そしてそのリスクが発生しないようにするための取り組みを経営計画に盛り込む。
事業を中期に安定させるために非常に重要な考え方です。
顧問先にアドバイスする時にも、そして事務所の将来を考える時にぜひ考えるようにしてください。
ー福元友則