From:福元友則
経営者としていつも考えなければいけないことの1つ。
「何をするのが業績に1番インパクトが強いのか?」
社長というのは本当に忙しいもので、意識しないとどうでもいい仕事(他の人でもできる仕事)ですぐにいっぱいになってしまいます。
ハンコを押すだけの書類とか、メールはccで大量に送られてくるし、社内で揉め事があれば仲裁しなければいけないし、色んなところから社長あてに電話がかかってくるし、次から次へと人がたずねてくるし。
何も考えていないと、目の前のことをこなすだけであっという間に1日が終わってしまうし、1週間も1ヶ月も、四半期も過ぎてしまいます。(もうすぐ2019年の第1四半期が終わりますよね。)
社長がこんな状況に陥っていてはいけません。
これはNo.2以下のスタッフの状況であるべきです。
会社の中で社長しかできない仕事をする時間がまったくとれていないからです。
では、時間をとれたとして社長しかできない仕事をやるかとなっても、何が自分にしかできない仕事なのかわかっていないと意味がないですよね。
社長がやらなければいけない仕事。
それが冒頭の質問について考えることなのです。
「何をするのが業績に1番インパクトが強いのか?」についてです。
単純に今の業績をあげるためだったら、1番は単価をあげることです。
例えば、顧問料を平均で10%あげたとしたら、そのまま売上は約10%アップします。(多少、お客さんが減るかもしれませんけど)
そして、たぶんそれにつられて利益も売上が増えた分ふえるはずです。
なぜなら単純な単価アップには追加でかかるコストがほとんど発生しないからです。
新規客を獲得する場合、広告費とか人件費とかその他もろもろの雑費とかかかってきてしまいますけど、単価アップの場合原則発生しません。
なので、単価アップを模索するのは常にやるべきです。
今まで考えてこなかったら、考えてきたけど何をやってこなかったら、その分損をしてきたということです。
そしてこれがなぜ社長の仕事になるかというと、間違いないなく現場のスタッフは自分のお客さんの単価をあげるなんて嫌がるからです。
社員は会社の売上や利益なんて気にしません。
給料とか仕事の量とか他の人との関係とかそういう自分が関係することしか興味がないからです。
会社の売上が増えても、自分には関係ありません。
それどころか、新規が増えるのは担当が増えるんじゃないかと思って嫌がることすらあるぐらいです。
こういう人にもしこのプロジェクトをまかせたら結果がどうなるか、考えるまでもありません。
ですから、これは社長が先生が考えなければ、やらなければいけないことなのです。
しかも真っ先に!
ぜひ手帳にこのことについて考える時間をブロックするところから始めてみてください!
ー福元友則