From:福元友則
「人が動かないとサービスの提供ができないし、営業もできない。」
これってめちゃくちゃしんどいです。
労働集約型の事業をしているとこの悩みはつきません。
なんせ、どの活動をするにも人が動かなければ始まらないのです。
会社の中が忙しい人ばかりの状態になって、はたから見るとさぞ儲かっているのだろうと思うのですが、内情はそうでないことの方が多いです。
社長がもうすこし売上をあげなきゃいけないからと言っても、もう忙しすぎて手が回らないので人を増やしてくださいと言われる始末です。
じゃあと言って人を増やすと、その人に仕事を教えなきゃいけないし、もっと売上を増やさなければいけないしでさらに忙しくなってしまいます。
なんでこんなことになってしまったのか?
多少給料が減ってもいいから、もう少し落ち着いて仕事できるようにと思ってたのに、前より忙しくなってしまっているなんて悲劇です。
ほとんどの経営者は労働集約型事業の問題を、会社の規模を拡大することで解決しようとします。
でもその結果は、規模が拡大したことで問題はより大きくなってしまいます。
こういう時にやらなければいけないことは、事業規模の拡大ではありません。というか決してやってはいけません。
こういう時には2つのことをやるべきなのです。
1.単価を高くする
単価の高いビジネスをすることで、利益が急上昇します。
また顧客層もいいお客さんに絞られてくる傾向にあるので、結果として忙しさも緩和されていきます。
2.知識集約型のビジネスをする
知識集約型とは、労働集約型の1種ではあるのですが、売り物のメインを人(労働)ではなく知識(情報)にするということです。
よくビジネスのリソースで「人、モノ、金、情報」と言われますし、先生も聞いたことがあると思います。
これはゴロがいいからこの順番に並んでいるだけではなくて、伝達の遅い順に並んでいます。
例えば、ビジネスの売り物が人である場合(労働集約型ということですね)、もっと成長をスピードアップしたかったら、売り物を人からモノや金、情報にスイッチすることでかんたんにできますよということです。
知識集約型とは、この中でいうと情報をメインにすることになるので人が動くのではなく(サービスを提供するのではなく)、情報そのものを売り物にすることでできます。
じゃあそれは何だというと例えばコンサルとかです。
コンサル事業は、この2つの要素を取り入れた事業だと思うので、労働集約型事業から脱却したいと考えている人にはぴったりだと思ってます。
顧問先で労働集約型で悩んでいる人がいたら、ぜひ人からモノや金、情報を扱うビジネスに転換していく、またはそういう方向にビジネスを展開していくことをアドバイスしてあげてください。
ー福元友則