From:福元友則
最近、近畿地方の台風、北海道の大地震と立て続けに、大災害が発生しました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
被災地の1日も早い復旧を心より祈念いたします。
また、僕たちにできることを全力で支援していきます。
何か要望がある際には、遠慮なく連絡ください。
さて、それでは本日のコンテンツをお届けします。
これからの会計事務所は、これまでの事務所のように、税務会計だけをしていて経営をやっていけない時代に突入しました。
これからは、新規の税務顧問先を開拓するのも重要ですが、税務顧問以外のサービスを開発して、それを拡大していくことがとても重要になっていきます。
中小企業の数が激減する時代に突入していくからです。
大半の事務所は、今より既存の顧問先は激減するでしょう。
そして、数少ない中小企業をたくさんの税理士で取り合いすることになるので益々、新規獲得は難しくなっていきます。
ですので、今と同じ規模を維持していくためには、今より規模を大きくしていくためには、既存の顧問先から今以上に、報酬をいただけるようにしなければいけないのです。
そのためには、単価アップを狙うのも一つでしょう。
新しいサービスを開発して、提供していくのも一つだと思います。
これからは、売上を増やしていくためには、一つの会計事務所の中にいくつものプロジェクトをもつことが重要になってくるのです。
ですから、経営者としては、どんなプロジェクトを起ちあげるのかということと同時にどんな人材を育成していくのかということも重要になってきます。
今までは税務に精通していて、ミスの少ない人材をマネージャー職にしておけばそれで事務所は回って言ったのですが、これからはそうもいきません。
プロジェクトマネージャーをまかせられる人材には、今までのそれと違う性質が必要になってくるからです。
知識やスキルというのは、後からいくらでも身につけさせることができます。
なので、グリットを持っている人材をぜひ登用してほしいのです。
成功者に共通する性質の1つとしてグリットが高いというものがあります。
グリットとは、何かに打ち込み、決して諦めず最後までやり通す力のことです。
何かで成功するために必要なのは、学歴や家庭環境でもなければ、外見やIQでもなければ、身体能力や天賦の才でもありません。(もちろんあったほうがいいですが)
成功するために必要なのは成功するまでやり続けることなのです。
ハーバード大學の心理学教授、ハワード・ガードナーは成功者の研究をしていてこんなことを発見しました。
「成功する人は、骨組みを組むように経験を積み上げていきます。この種の人々は非常に野心的で、つねに成功をおさめるわけではありません。しかし、失敗した時に、彼らは嘆いたり、責めたり、極端な場合、断念したりして時間を無駄にするようなことはしません。そのかわりに、失敗を1つの学習経験と捉え、そこから学んだ教訓を将来の試みに活かしていこうとする。」
税務顧問というのは、減点方式の業務です。
ミスをしないことが重要になります。
ですが、プロジェクトの成功のためには加点方式の考え方が重要になります。
たとえどれだけ失敗をしても最後に成功すればいいのです。
1勝9敗でも、その1勝を大きくしていけばいいのです。
ですから、ぜひこういう性質を持った人材の発掘や育成をしてください。
今後、先生の大きな財産になること間違いなしですよ!
ー福元友則