From:福元友則
20世紀はロボットが製造業を自動化した時代。21世紀は「AIがオフィスを自動化する時代」だそうです。
これは株式会社野村相合研究所が発表しているAIと共存する未来ーAI時代の人材ーに載っている言葉です。
AIがオフィスを自動化するというのに半信半疑だとしても、20世紀の製造業に起きたことを考えれば、備えあれば憂なしだと思います。
そこで、今日はAI時代に生き残る、もしくは伸びていく仕事について考えていきたいと思います。
AIやロボットで自動化しにくい、自動化されにくい職業は何かというとそこには3つの特徴があるそうです。
①創造的思考が必要な職業
これは抽象的な概念を整理・創出することが求められる仕事。コンテクスト(背景情報)を理解した上で、自らの目的意識に沿って、方向性や解を提示する能力が求められる仕事。
②ソーシャル・インテリジェンス
理解・説得・交渉といった高度なコミュニケーションをしたり、サービス志向性のある対応を求められる仕事。
自分と異なる他者とコラボレーションできる能力が求められる仕事。
③非定型
役割が体系化されておらず、多種多様な状況に対応することが求められる仕事。
あらかじめ用意されたマニュアル等ではなく、自分自身で何が適切であるか判断できる能力が求められる仕事。
以上の点を踏まえると、単純な労働(特に作業)はどんどんAIに置き換えられていくことが予想されます。
現在もAI化は進んでいるのですが、主目的はコスト削減に活用されています。
これは、AI化が進む業界では価格競争がより一層厳しくなることを予測させる出来事です。
そして、コスト削減が一巡すると生産性の向上から付加価値を生む出すことにシフトしていくことが予想されます。
例えば、商品開発やその商品をいかに付加価値をつけて売っていくかを考える仕事というのはこれからもAIに置き換えられそうにはありません。
また対人をメインとしたセールスに関してもAIに置き換えられる心配はなさそうです。(つまり高額商品のセールスだけは対人セールスのまま残ることが予想されるということです。)
効率よりも効果を求められる仕事「非効率なのが合理的な仕事」とでも言いましょうか。
そんな分野がこれからも生き残っていく仕事になりそうです。
マーケティングコンサルタントはまさにこういうことをクライアントと一緒にやっていく仕事なので、これからもお客様の役に立ち続けることができそうで何よりだなと思っています。
これからの自分たちの方向性と、時代の変化はあっていますか?
ぜひチェックリストを活用して確認してみてください。
もしズレていたとしたら、早めに気付けてラッキーです。
すぐに未来を修正していきましょう。
ー福元友則