From 福元友則
「私は決して失望などしない。なぜなら、どんな失敗も新たな一歩となるからだ」
ートーマス・エジソン
「成功を祝うのもいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ」
ービル・ゲイツ
「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめたときが失敗である」
ー稲森和夫
色んな人を見ていて感じることの1つに失敗に対する考え方の違いがあります。
失敗をネガティブなことだと考えている人と失敗をポジティブなことだと考えている人ではその後のビジネスに大きな違いがあります。
例えば、模試を受けたとします。
模試でいい点がとれなければがっかりするでしょう。
しかし、模試の結果は受けてその後の勉強のやり方を変え受験に合格すれば、悪かった模試の結果はポジティブな出来事になります。
このように小さな失敗そのものは特にいいものでも悪いものでもありません。
ただの出来事です。
大切なことはその出来事から何を学ぶかです。
例えば、セミナーを開催しようと思ってけど集客ができなくてセミナーをやるのを辞めたという人はたくさんいます。
しかし、専門家にとってセミナーは不可欠です。
ですので、セミナーを集客できるようにならなるというのは売れる専門家になるために避けられません。
しかし、はじめてのセミナー集客での失敗をネガティブな出来事と捉え辞めてしまう人がたくさんいるのです。
本来はこの出来事からセミナー集客の仕組みができていないことやセミナー集客に必要なスキルが身についていないことを学ぶべきです。
そこから仕組みづくりを行いスキルアップに取り組む次第に集客がうまくいくようになります。
他の人がすぐ諦めていってくれるため、できるようになるとものすごい差別化になります。
ですから、失敗はチャンスであり成長のためのポジティブなフィードバックととらえるようにしてください。
失敗をネガティブなことだととらえる人は完璧主義の罠に陥っているかもしれません。
特に税理士の先生は、ミスが許されない仕事を主業務にしているのでその傾向が強いように感じます。
しかしセールスやマーケティングの世界ではミスは日常茶飯事です。
いいセールスが成約率1%だとしたら1件の契約をとるために99人に断られています。
ですから、どれだけ完璧にしたつもりでも完璧にはなりませんし、完璧な準備をするよりも早く行動をしてフィードバックをもらいながら改善していったほうが結果的に早く業績が向上します。
できるだけ早く失敗することが業績向上につながるのです。
顧問先にアドバイスをするときはもちろん、自社の経営について考えるときにもこのことを思い出してください。
完璧主義は成長の敵です。