From 福元友則
毎日暑いなと思っていたら8月になっていました。
今年も2/3近くが終わることになります。
また税理士業界も繁忙期を抜けてから2ヶ月が過ぎたことになります。
今年も年々ビジネスが複雑化、多様化していっています。
また新しいビジネスが誕生しています。
表向きには以前からあるビジネスをしているように見えても、裏では全く違うビジネスを展開しているなんてこともよくあるようになってきました。
以前はお客さんがいない洋服屋は本当にお客さんがいませんでしたし、売上もありませんでした。
しかし今はオンラインをメインにビジネスを展開していると表向きにはお客さんがいないように見えても繁盛店だったりします。
特にオンラインをうまく活用しているところは非常に効率的な経営ができるようになっているので儲けやすくなっているようです。
技術や方法も新しいものがどんどん出てきています。
こうしたものについていかなければ置いてけぼりになってしまうのではないかと不安に思う先生もいらっしゃるかもしれません。
しかしこうしたものは取捨選択です。
すべてについていく必要はありませんし、逆に自分に必要なものは必ずついていってください。
19世紀の哲学者ラルフ・ワルド・エマーソンはこう言っています。
「方法に関していえば、その数は無数にあるかもしれないが、法則はわずかしかない。
法則を理解している人間は独自の方法をうまく見つけるが、方法にとらわれて法則を無視する人間は必ずや苦労するだろう。」
法則に従えば、ビジネスを成功に導きやすくなるのはもちろんのこと、どんなビジネスをたちあげるべきかや、どんな方向に持っていくべきかも教えてくれます。
僕は法則にこだわるのはこうした理由があるからです。
マーケティングを教えるときにも、方法よりも法則を大切にしています。
僕がマーケティングを学び始めた初期の頃、本当にたくさん勉強しました。
たくさん勉強したのは、マーケティングの古くから伝わる法則を見つけたかったからです。
それから、どんなケースでも通用する法則を見つけたかったからです。
そのときに見つけた法則は10年たった今も変わりません。
しかし10年前に知った方法のほとんどは今は使えません。
(1年前のものでも使えるかあやしいですからね。)
メタの観点でいくと、法則は方法の上位概念ですから当然なのですが、何かを学ぶときには、最初に法則をおさえるようにしてください。
例えば、売上を増やす方法よりも売上を増やす法則のほうが重要ということですね。
ぜひ意識してみてください。