From 福元友則
ピンポーン!
インターホンが鳴りました。
そこに写っていたのは知り合いではありませんでした。
ヤマトなどの運送会社でもなさそうです。
面倒ではありましたが、何か用事があったらいけないので出たところ、、、
「なんたら調査をしてまして協力してください。」
みたいなことを言っていました。
途中何を言っているのか聞こえませんでしたが、十中八九営業です。
急いでいたこともあってお断りしたのですが、インターホンごしに粘ってきます。
「では明日はいかがですか?それ以降でもかまいませんが、、、」
ここで押し問答を続けるよりも対応したほうが早く終わるのではないかと思い、1分で終わるならという条件で対応することにしました。
彼が一体どういう営業をするのかに興味があったのもあります。
最初に言っておくと彼の営業は最悪でした。
こちらが時間がないと言って1分と約束したのに時間を守ろうという気がありません。
何が聞きたいのかもよくわからない話がたくさんありました。
アイスブレイクのつもりだったのかもしれませんが、時間がない人や初対面の人などに商談の内容とまったく関係のないアイスブレイクをすることは意図と逆の結果になるほうが多く、今回もそうでした。
また一度聞いた話を覚えていないため、何度も同じ内容を確認していました。
メモをとっていなかったからか、それとも彼にとってあまり重要なことではなかったからでしょう。
また調査項目を聞き終えてから、調査を受けましたよというサインという意味でお名前と住所などを記載くださいと言ってきました。
丁重にお断りしましたが、とても違和感を覚えました。
彼が僕(初対面の人)に営業をするつもりならこんなことをしていてはいけません。
まず約束は守らなければいけません。
見込み客にしなければいけないことの第一は信用を獲得することです。
最初から約束を破っていては信用を獲得できるわけがありません。
営業は未来の約束を信じてもらえなければ契約をとれません。
では見込み客はどうやって目の前の営業マンを信じれるのか?
それは今まで約束を守ってきたという信用の積み重ねが大きく左右します。
彼は信用を獲得しなければ売れないということに気づいていないのでしょう。
次に目の前の見込み客の見込み度を確認しなければいけませんでした。
例えばマンションを売っているのであれば、マンションを買う見込みがあるのか?
もしくは家を買う見込みがあるのかを確認しないといけません。
そういう意図もなくだらだらと関係ない話をしてもお互いのためになりません。
見込み度のない人に一生懸命営業をしても契約になるはずがないからです。
さらにだますような形で個人情報を取得しようとしていました。
これも信用の問題ですよね。
もし僕なら全く違ったやり方をしたどろうなと思いながらお引き取り願いました。
これらのことは営業でよくやりがちな間違いです。
もしかしたら顧問先もこんな間違いをしているかもしれません。
ぜひアドバイスしてあげてください。