From 福元友則
2021年のビジネスのトレンドの1つにDXがあります。
実際様々な場所や社長、会社でデジタル対応の話をよく聞きました。
本当に古くからあるコテコテの営業をやっているような会社や営業マンからもデジタル対応の話をよく聞きました。
IT企業などのテック系の会社やスマートなビジネスを目指している会社が取り組んでいるだけであれば、ある意味自己満であったりマッチポンプな感じもしますが、もうそういう段階ではないのだなと痛感してます。
しかし関心が高まっている一方、実際の取り組みや進み具合はあまりよろしくないと感じています。
営業や広報系でのデジタル対応としてやっているのがHPであれば、デジタル対応は遅れているかもしれません。
そもそもDXと言っても範囲が膨大なのでどこから手をつけたらいいのかよくわからないとも思います。
まずDXには2種類あります。
攻めのDXto守りのDXがあります。
守りのDXは、業務のDX化です。
所内インフラの整備であったり、業務のデジタル化を推進することです。
守りのDXを行うことで、業務を効率化でき、経費削減などにつながって業績アップが期待できます。
しかし、例えば人件費のほとんどが固定費になっているような事務所や会社では効率化による経費削減はあまり効果的ではありません。
逆に人件費のうち間接費が高い事務所や会社の場合は効果ばつぐんです。
また他の経費削減に関しても同じようなことがいえます。
このような理由から、中小企業の場合守りのDXを業績アップに大きくつなげるのは難しいことのほうが多いかもしれません。
もともと固定費だったり、割合や金額が少ないものを効率化しても大きな金額につながりづらいからです。
そういった先生や会社や、攻めのDXを導入していくのがおすすめです。
攻めのDXは、商品やサービスをデジタル化したり、営業やマーケティングをデジタル化することです。
特にお客さんとの接点になるところをデジタル化することが中心になります。
これをやることで新しいお客さんの発掘からクロージングまでをデジタルを中心に行えるようになり、今までと違うお客さんを獲得できるようになったりして主に売上を増やして業績アップできるようになります。
一旦デジタル化するとそこから改善するのが驚くほどかんたんにできるようになるので、営業のPDCAを回すのも簡単になりさらなる業績アップにつながっていきます。
しかも今ならまだ周りはほとんどできていないので先端事務所のイメージを持ってもらうこともできるようになり差別化にも効果的です。
ぜひ来年はDX、特に攻めのDXにチャレンジしましょう。
そのためにも年末に考える時間をとるようにしましょう。