from 福元友則
もうすぐ12月になりますね。
最近はだんだん日が暮れるのも早くなってきて、また朝晩はずいぶん冷え込んできました。
室内で暖房がかかっているところも増えていますし、寒暖差が激しくなると体調を崩しやすくなりますのでお気をつけください。
寒くなってくるとそろそろまた繁忙期が近づいてきたと感じる先生も多いのではないでしょうか?
繁忙期になると今よりも多くの社長に会ったり、専門知識を伝える機会が増えるかもしれません。
そこで今回のメルマガは初心者に難しいことを伝える時のコツを紹介します。
うちがやっているセミナーに税理士に売上のアドバイスのやり方を教えますというセミナーがあります。
でも税理士って売上のアドバイスをするのは苦手じゃないですか?
というかそもそも売上に触れてはいけないとまで言われていた業界ですし、もちろん売上や営業について学んで専門家になったわけではないのでどうアドバイスしていいかもわからなければどうアプローチしていいのかもわからないかもしれません。
でもこのセミナーに参加するとみんな売上のアドバイスのやり方がわかったと言ってお帰りいただけています。
それは一体なぜなのか?
この考え方を理解してもらうともしかしたら他の人に専門知識を伝える時、今より伝わりやすくなるかもしれません。
分かることは分けることです。
プロと素人の1番の違いは同じものと違うものが分からないことです。
例えば、経費けいひと言いますがプロであれば経費にも色々あってその違いが分かりますよね。
例えば経費の分け方の中で固定費、変動費という分け方をするかもしれません。
それから税金の計算をする上で必要な項目が分かるように分けるかもしれません。
しかし社長にはなぜこんな分け方をするのかはわかりません。
出ていくお金が経費なんじゃないの?という感じだと損益計算書の経費の項目がたくさんある理由はきっと分からないのでしょう。
ですので、仕分けをしたり科目をなんて全然理解できないことが多いのです。
(もちろん名前からすぐに分かることもありますが。)
プロであるから分けれるのであって、素人だから分けれないのです。
例えば売上の場合、素人は売上を構成する要素を知りません。
ですから、売上は売上、さきほどの経費と同じ状態なのです。
ですから売上のアドバイスをするためには売上を分けて考える必要があります。
これを売上分解と呼んでますが、売上を分けることができると売上についてアドバイスができるようになります。
ですから売上の分け方、分解のやり方を理解してもらうようにしています。
専門知識を伝える際に気をつけることは、同じことと違うことを理解しやすいように伝えるのがコツです。
顧問先の社長に話をする時の参考にしてください。