from 福元友則
こんにちは、福元です。
今回は少し大きなテーマ、税理士の未来について話してみたいと思います。
ここ数年で、税理士業界は大きく変わりました。
クラウド会計の普及、電子帳簿保存法、インボイス制度、AIの自動仕訳…
色々と変化があり対応するのも大変なことと思います。
でも対応できても問題がないわけではありません。
一昔前なら専門家しかできない仕事が、いまやソフトが代わりにやってくれる時代になってしまったのです。
こうなると当然、顧問料の相場は下がり、
どこに頼んでも同じと感じるお客さんも増えてしまいました。
つまり、税務では差別化するのがさらに難しくなっているわけです。
ではどうするべきなのか?
そんな時の答えはお客さんにあります。
お客さんは税理士のどこに価値を感じているのでしょうか?
お客さんは数字と経営をつなげてくれることに価値を感じています。
たとえば、同じ試算表を見ても、
利益が出てますねで終わる税理士。
これでは数字と経営につながりはありません。
そうではなく、この目的のために利益をもう少し増やすために必要があります。
なので◯◯に取り組みましょう。
みたいな話をしてくれる税理士。
社長がどちらに価値を感じるかは、言うまでもありませんよね。
数字が読めるだけでは意味がなく、数字を経営に活かせるから価値がでてくるのです。
そのためコンサル型税理士が求められるようになってきました。
いま注目されているのが、経営支援・財務コンサル・補助金サポートなどの税務以外でも社長をサポートする業務。
顧問料が高くても選ばれている税理士の多くは、このプラスアルファを提供しています。
ただし、ここで注意すべき点があります。
ここでいうコンサルとは知識や情報を提供することではなく、社長のサポートができるかどうかです。
社長は賢くなりたいわけではありません。
そうではなく、実際の経営上のお困りごとを解決してよりより会社にしたいだけなのです。
なので学問的な知識や情報の提供では意味がありません。
そうではなく、その中からいま社長に必要なことを選び出して、社長に伝わるように伝えるようにしてください。
とはいえ、すぐできるようになるのはなかなか難しいかもしれません。
まずは社長がどんなことを考えているか知るようにしましょう。
税理士事務所は過去や数字にフォーカスしすぎていて顧問先や社長のことを知っているようで知らない現実があります。
そして目標や未来を共有しましょう。
目標や未来がわかれば、今何が足りないのか、何ができるようにならないといけないのかがもっとはっきりするようになります。
ここを社長と一緒に考えたり、社長のかわりに解決策をさがしてあげたりしてサポートしていきましょう。
これで十分に社長には価値を感じてもらえます。
ぜひ時間をとって社長のサポートに取り組んでいきましょう。

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