from 福元友則
10月に入りましたね。
10月は1年の中で1番過ごしやすい季節でとても好きです。
僕はいつからか10月から年末までの間に1年の振り返りをしたり、いつもと違う読書をしたりするようになりました。
それには理由があります。
それは「生涯年収は思考スパンに比例する」というコンセプトを知ったからです。
僕はそんなにお金に執着してるわけでもないので何がなんでも生涯年収を多くしたいというような動機はありませんが、生涯年収が上がるということは今まで経験したことのない面白い仕事ができることにつながったり、楽しく仕事できたり、楽しく仕事できる仲間が増えたりすることにつながると解釈しています。
ですので、定期的に意識して自分の思考スパンを見直すようにしています。
基本的に思考スパンが長い人が常に儲かるようにビジネスはできているからです。
思考スパンを長くすると、過去の歴史から未来予測まで考慮して、未来のトレンドに対して先手を打つことができます。
それにセールスやマーケティングのスキルアップが重要だというビジネスの王道からはずれることもありません。
一方、思考スパンが短いと、テクニックやノウハウに走る傾向があります。
こうしたものは一時的には効果があるかもしれませんが、積み上がるものではなく、時間がたてば価値がなくなるものがほとんどです。
1歩進んで2歩下がるではありませんが、一時的に良くなっても少しすると元に戻ったり時には以前より悪くなったりと不安定な経営になりやすくなってしまいます。
経営をよくするにはどうすればいいかというと思考スパンを伸ばせばいいということになりますね。
例えば、思考スパンが1日の人もいます。
今日の仕事のことしか考えていないという人です。
この人は、1日単位で動いているので1日でできることしかできません。
ですから、残念ながら人にできないことができるようにはなれないです。
7つの習慣でコービー博士が推奨しているのは週単位で仕事しようです。
週単位で仕事を計画できるようになると、時間の使い方次第で色々なことができるようになってきます。
1ヶ月はビジネスにとってとても重要です。
ほとんどのビジネスは月締めを採用しているからです。
固定費は1ヶ月単位でかかってきます。
さらに長いスパンになるともっと色々なことができるようになってきます。
例えば、セミナーをやる場合。
セミナーは士業が営業をするのに最高の方法の1つです。
ですが、事前準備からセミナー開催までおおよそ3ヶ月の時間が必要になります。
こうなってくると思いつきでやることはできません。
前々から計画していないと開催できずに頓挫することになってしまいます。
新規事業を考えると、少なくても3年はみておいたほうがいいでしょう。
このように、大きな成果があるものになればなるほど、ビジネスにとって重要なものになればなるほど、長い期間が必要になってきます。
結果を大きくしたいのであれば、思考スパンを長くしていく必要があるのです。
ところが人は忙しくなってくると思考スパンが短くなってしまいます。
ですので、1年に何度か定期的に自分の思考スパンの点検をするようにしましょう。
この点検の1つが経営計画を立てることにもつながってきますので、ぜひ顧問先にもシェアしてあげてください。