from 福元友則
今日高名と打ち合わせをしている時に、確定申告の期限が4月16日まで延長されたと知りました。
僕が税理士業界に関わってから15,6年になりますが、延長ははじめてききました。
試しにググってみましたが、ヒットする記事もありません。
確定申告期限の延長は、税理士にも事業者にも影響します。
ネットでの反応を見てると、事業者と思わしき人たちはみんな喜んでますね。
高名とも話してたのですが、期限が延長されても申告しなくてよくなるわけでもないんだけどなという印象です。
イベントの自粛で相談会などを開催できなくなることや、申告しなければいけない人が入院や隔離される状況になることを想定したことかもしれません。
ですから、こういう状況に該当する人は仕方ないのかもしれません。
しかし、該当しない人は当初の3月15日までに申告するようにしたほうがいいですよね。
確定申告が終わった後には別の仕事が控えているわけなので、のんびりやってみたところで他の仕事に支障をきたすだけですから。
ただ順番を入れ替えれるような場合には、もしかしたら有効かもしれません。
さすがに税理士事務所で期限延長されたからのんびりやろうという人も事務所もないとおもいますが、所内の気持ちの引き締めをするには少し難しい状況かもしれませんね。
ほとんどの人は期限が迫ってくることによって行動力があがります。
夏休みの宿題を8月最終週に必死になってやった人も多いはず。
テスト勉強も前日が1番はかどりますし、一夜漬けなんて言葉もありますよね。
このことからもわかるように仕事の量を増やすには、短い期限をたくさんつくることが1番です。
仕事ができる人とできない人ではスケジューリングの仕方が違います。
仕事をできない人は、手帳に期限を記入して後は自分の感覚でギリギリから手をつけます。
ですから、仕事が粗いですし、何かアクシデントがあるとすぐ期限を守れなくなってしまいます。
ですが、仕事ができる人は最初に受けた仕事を分解して細かい期限をたくさんつくります。
人や仕事の内容にもよりますが、できるだけ細かく、できるだけ毎日締め切りがくるようにしています。(最低でも週単位でやっています)
こうすることによって仕事がはかどる時を多くできるので、仕事を早くたくさんすることができるようになっています。
いい仕事をするには、期限の設定の仕方が重要だということです。
ぜひ所内のマネジメントや顧問先の指導の参考にしてください。