from 福元友則
当初の確定申告期限まであと3営業日ですね。
最後の追い込みの時期ですが、大半は片付いて資料が揃うのがギリギリのところの作業や資料待ちをしている頃かもしれませんね。
先生はもう確定申告後の経営のことを考える余裕も出てきた頃ではないでしょうか?
毎年確定申告の時期は、先生もたくさんの顧問先に行かれることだと思います。
決算説明をするときは、税理士にとっては一番の営業チャンス。
顧問先の経営状況を説明するというのは、コンサルを売るのにとてもいい機会になります。
商品を売っている場合は、実際に商品を手にとってもらいながらこの商品がいかに優れているか(つまり他の商品とどこがどう違うのか)を説明すれば売れていきます。
ところがサービス業はそうはいきません。
手にとってもらうことができないからです。
そのため、サービスを利用するイメージをお客さんに与えることが難しくなってしまいます。
例えば、スーツを買うとしましょう。
どこの店で買うかとか、どのブランドを買うかを迷うことはあります。
またサイズをどうしようということもあるでしょう。
ですが、スーツを着たイメージがわかないということはないでしょう。
わからなければ試着してみれば解決することです。
サービス業の場合、この試着するに該当するプロセスがないことが大半です。
スーツの試着ができなければ、普通よそにいってしまうと思います。
(他の試着できる店で買いますよね。)
一昔前は、通販で靴を売るのは難しいと言われていました。
みんな靴を買う時は試着してサイズ感を確かめてからでないと買わないからです。
そこで靴の通販で有名なザッポスという会社は、試しばきを可能にしました。
サイズが合わなければ交換OK、その時の送料を負担したのです。
(今は当たり前になってきたサービスですよね。)
これによって売上が急拡大したそうです。
ちなみにこのザッポスは10年ほど前にアマゾンに買収されたはずです。
またZOZOは最近、ZOZOMATという商品(サービス?)を開始しました。
足型をとることによって、靴選びをかんたんにしようという試みです。
これもまた試着の新しいパターンです。
商品、サービスを売るときに一番売りやすいのは検討段階にいる人です。
欲しいけど迷っている人は、背中を押してあげれば買ってくれるからです。
でこの背中を押してあげる行為の1つがお試しです。
商品を売る場合にもお試しが重要なことを例をあげてみてきました。
では、サービス業におけるお試しはどんなものがあるでしょうか?
税理士の顧問の場合、どうすればお試しさせてあげれるでしょうか?
コンサルの場合はどうでしょうか?
ぜひ時間をとって考えてみてください!