from 福元友則
速報や緊急特番などで既にご承知のことかと思いますが、新型コロナウイルスの感染が都市部で急拡大しているため、本日安倍総理大臣は東京など7都道県に緊急事態宣言を出されました。
これによりさらに厳しい状況になる顧問先も多数出てくると思います。
SNSなどでは不安から来る言動の変化など多数見受けられます。
人の脳は基本ネガティブなことに意識がむいてしまいます。
そして不安は先がどうなるかわからないからこそ起きてしまうものです。
こういったことからぜひ先生にやっていただきたいことがあります。
まず顧問先の現状をヒアリングしてあげてください。
気持ちを外にはきだしたり、紙に書き出すだけでもずいぶんと落ち着く人もいます。
頭の中で考えていることは整理されていませんから、不安が増大していってしまいます。
それを外に出すことによってまずは考えていることがどんなことなのか整理してあげてください。
このヒアリングをする時に1点注意事項があります。
社長に話を聞くときに、相手の感情のおもむくまま聞くとネガティブな情報ばかりになってしまう可能性が高いです。
ネガティブな情報が出てきたときは、聞き手の合いの手としてそれをできる限りポジティブなことに変換してあげてください。
たとえそれが誰から見ても無理矢理であってもです。
またポジティブなことを聞くようにしてあげてください。
どんな些細なことでもいいので、何か聞き出してあげてください。
これが悪いことなのだとラベルを貼るのと、これはいいことかもしれないなとラベルを貼るのでは大きく同じ情報の受け止め方が大きく違うからです。
またこういう事態ででは、感情的に意思決定してしまうことが増えがちです。
普段ではしないような意思決定をしてしまうことも考えられます。
ですから、不安を和らげてあげつつ論理的な意思決定を促してあげてください。
これは税理士事務所にしかできない仕事です。
また有事には、資金確保が重要になります。
借入のサポートも行ってあげてください。
先の返済のことはとりあえずおいておいて、まずは半年生き延びるための資金確保です。
金融機関の窓口はパンパンみたいですが、郵送で行うとスムーズという情報もありますので検討してみてください。
とにかく不安から来る行動でより状況を悪化させてしまうことをまず防いであげることが重要です。
なんとかみんなでまずは半年生きのびましょう。