From:高名一成
人類史上最高の発明家と言えば誰を思い浮かべますか?
いろんな有名な人がいますが、トーマス・エジソンはそのNo.1候補の筆頭ではないでしょうか。
エジソンは白熱電球や蓄音機を作り、世の中を変えました。ニューヨークに電気を通したのはエジソンだとか。
エジソンの発明のおかげで多くの人の暮らしは豊かになりました。
こういったエジソンの功績はこれまで様々な形で語りつがれてきました。
エジソンの最大の功績は「発明」という行為を認知させてことだとも言われています。
それまでの発明というものは、「立派な学校を出た、一流の科学者が作り出すもの」という既成概念だったそうです。
ですが、エジソンは立派な学校も出ていなければ、学位をもっているわけでもありません。(最終的には大卒とのこと)
努力で身につけた科学知識で発明を作り上げたのです。これによって発明が一般の人にも手が届くものだと認知されるようになりました。
これを聞くと努力に勝るものはないと思い知らされますよね。
そして僕はエジソンは最高の発明家ということとともに、最高のマーケッターでもあると思っています。
エジソンは、
「まず世界が必要としているものを見つけ出す。そして、先へ進み、それを発明するのだ。」
という名言を残しています。
これをビジネスに置き換えると、見込み客の欲しいものを見つけたり、問題を見つける、そしてその欲求を満たすことのできる商品を先駆けて開発し提供することに当てはまります。
これはマーケティングにおいてとても重要なことです。
見込み客やお客さんが必要としているからこそ、そのサービスは受け入れられます。これはビジネスをしていれば当たり前の話ですが、今これをあらためてよく考えてみてください。
なぜなら、この1〜2ヶ月でお客さんの必要なことや抱える問題は様変わりしたはずだからです。
実際、コロナ騒動前と今とではお客さんの求めるものはかなり変わりましたよね?
顧問先で考えると、4月からは新しい期のスタートなので目標達成のためにバリバリ働くはずが、目の前の資金繰りをどうするかが最優先課題になっています。
その他にも、去年までテレワークなんていう働き方は、ある特定の人だけの働き方だと思われていて、多くの人が自分の仕事では出来ないものだと考えていました。
でも、今はそんなことを言ってられる状況ではなく、テレワークはやらなければいけないことになり一気にニーズが拡大しました。
こういったニーズやウォンツを正しく把握しなければ、的外れな対応をしてしまうかもしれません。それは信頼を失い、顧客減に繋がります。
特にアフターコロナの税理士事務所は顧問先が増える事務所と顧問先が減る事務所の2極化が激しくなるはずです。
現在のコロナショック、そしてアフターコロナでの顧問先の求めているもの、問題はどういったものがあるでしょうか?
これをきちんと把握し対応することが、顧問先を守ることに繋がりますし、顧問先が増えるチャンスでもあります。
今は顧問先にニーズ、ウォンツが分かりやすいタイミングなので、きちんと把握してください。
そして、今後の戦略を考えていきましょう。
ー高名一成