経営戦略

伸びてる会社はバランスがいい?!

from 福元友則

 

色んな会社、色んな社長を見ていくにつれ、
「経営ってバランスが大事」
と強く思うようになっていってます。

 

例えば、論語と算盤じゃないですが、
理念だけでもダメ、金儲けだけでもダメです。

 

いい理念をもっていると、周りの人から応援されやすくなります。

 

応援してくれる人が多いほど、当然ビジネスはうまくいきやすくなります。

 

しかし、応援してくれる人がたくさんいて、商品を購入してくれる、色んな人に紹介してくれても、そもそもそれが儲かるようになっていないといけません。

 

それに応援してくれる人や紹介してくれる人も、ずっとそれが続くわけではありませんのでそればかりをあてにしてもいけません。

 

逆に金儲けの側面が強すぎると、1時は儲かるのですがやはり長くは続かないように感じています。

 

瞬間的に儲けるようりも、長くビジネスを続けるほうが難しいことですし。

 

経営においてたいてい、短期的な利益と長期的な利益は相反します。

 

長期的な利益を重視すると、短期的な利益は減ります。

 

例えば、新規事業をたちあげる場合。

 

今の本業の将来性に不安があるからということではじまることが多いですが、
将来的な利益というか収益の柱になってほしいということ。

 

今の利益に貢献するかというとそうはならないどころか減収要因です。

 

しかし、これをやっておかなければ
先細りの経営になってしまいますよね。

 

逆に今年の利益を最大にしようと削れるものを削る。

 

投資もしないとやれば、1年2年はいいでしょうが
3年後、5年後となっていくと残念な結果になることが多いです。

 

またこれは商品でも同じ。

 

例えば、税理士事務所でも伸びている事務所とそうでない事務所では商品構成が違います。

 

税務顧問売上が収入の8割以上を占める事務所はなかなか伸びていきません。

 

逆に税務顧問収入の割合が6割ぐらいの事務所はものすごく伸びています。

 

これはどの会社でもそうで、
関係構築型の商品が売上に占める割合が高すぎると
収益機会を逃していることがほとんど。

 

つまり収益商品がないばかりに
あるはずの売上を逃してしまっているのです。

 

逆に収益商品しかない会社はお客さんとの関係構築がおろそかになっていたり、売上が安定しなくて経営も不安定になったりしてしまいます。

 

このようにバランス感覚がとても大事です。

 

自分の事務所や顧問先をみる時に、
何かに偏りすぎていないかをチェックしてみてください。

 

偏りをみつければ、その逆になるものの取り組んで
バランスをとるようにしてください。

 

それが課題発見、業績アップにつながっていきます。

 

ぜひ試してみてください。

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