From:福元友則
楽しみやリラックスには、人を成功に導く力があることがわかっています。
経営において重要なことは、マネジメントをいかに効率的に行うかよりも、革新的なアイディアをどうやって創り出すかに移ってきています。
そしてこれは、職場で残業などをしながら長時間労働すればできるようになるようなものではありません。
数多くの研究から、相続的なアイディアを出すには、ストレスを減らしてリラックスできる環境下でないと難しいことが証明されています。
たいていの人にとって、アイディアが思い浮かぶ瞬間というのは、デスクに向かっているときではなく、例えばシャワーを浴びている時だったりします。
風呂に入ったり、シャワーを浴びるというのは最大限にリラックスできるからです。
なので、最近は職場の環境づくりにおいて、いかにリラックスできる場所をつくるかが重視されています。
リラックスにおいて、もっとも重要なことの1つに休憩があります。
人が1日の中で1番長く休憩しているのが睡眠になります。
いい睡眠をきちんととることはとても重要なことなのです。
例をあげましょう。
あるクラスで全科目でクラスの上位10%の成績をとっていた優等生がいました。
ある調査結果によると、彼女が平日に7時間未満の睡眠しかとらずにいたところ、睡眠を十分にとっている学生の下位9%の成績まで落ちてしまったそうです。
脳の力は、回復するのに思った以上に時間がかかることもわかっています。
ある調査から、5時間睡眠を数日続けた人の脳は、通常睡眠の戻して1週間が経過した後でも、まだ100%の状態に回復していないことがわかったそうです。
睡眠は、意思決定や健康のみならず、ネットサーフィンでどれだけ時間を無駄遣いするかまで影響しています。
また睡眠不足だと、魅力度の観点からも他人からの評価が下がってしまうそうです。
また睡眠不足は疲労度や思考の明瞭度に影響があるばかりでなく、情緒面にも影響があることがわかっています。
睡眠が不足すると人の脳はネガティブな側面に焦点をおくようにできているのです。
脳のMRI画像を分析すると、正常な睡眠をとれている人に比べて睡眠が不足している人はネガティブな刺激に対する扁桃体の反応が60%高まることがわかっています。
8時間の睡眠がとれていると脳は正しくリセットされることもわかっています。
事務所全体で睡眠が不足すると、所内がイライラしたり、ネガティブな雰囲気になったりしがちになってしまいます。
また経営を改善したり、進化させたりするようなアイディアも当然でてこないようになっていってしまいます。
経営者としてなかなか管理できることではありませんが、所内全体で睡眠時間を確保するように呼びかけましょう。
できれば1日8時間睡眠が望ましいみたいですよ。
まず先生から実践してみてはいかがですか?
ー福元友則