from 福元友則
新年に今年の目標を考えたり、立てたりする人は多いと思います。
そして目標は例年と同じということではなく、去年よりもよくなる目標を掲げているでしょう。
今日は目標達成についての考え方、取り組みについて3つ紹介します。
1つ目。
違った結果を得たいなら、今までにやっていないことをやりましょう。
今までと同じことをして違った結果を期待する社長がたくさんいます。
それは大抵の場合、期待と逆になることが多いです。
売上が増えることを期待しても、現実は売上は減る可能性の方が高いということです。
今までやってないことを見つけることが第1歩かもしれません。
2つ目。
新しいことに取り組みたくてもなかなか実行できない場合。
問題は人ではなく、システム。
大半の人が皆同じ行動をとっていて、その行動が問題あるのならそれは人の問題ではなく、システムの問題なのです。
目標に対するコミットメントの問題があるかもしれません。
目標を知っているのに、目標を忘れている。
目標を知っているのに目標達成のための行動を取らない。
アカウンタビリティ(報告責任)にも問題があるのかもしれません。
目標の進捗を定期的に報告する責任があります。
しかし途中経過を報告できる人は少なく、事後報告になっていることが大半です。
また目標達成のための行動が明確化されていなくて、目標達成のために何をしていいのかわかっていないということもよくあります。
また行動は明確化されているけれども、行動と目標が結びついていないということもよくあります。
こういう場合、まず人を教育するようにしましょう。
中小企業の場合、研修が足りていないことが多いです。
まずはマーケティングやリーダーシップなどの研修を行うようにしましょう。
3つ目。
最重要目標にフォーカスするようにしましょう。
なかなか実行できないという場合、その人の能力やキャパをオーバーしている可能性があります。
そういう状況でやることを増やしていくと全ての仕事のクオリティが落ちていくだけ。
本人にとってもいい経験になりません。
あれもこれもやろう、達成しようではなく、どれか1つ、2つに集中するようにしましょう。
あれもこれもとなる気持ちはよくわかります。
とりあえずリストにはたくさん載っていた方が目標達成の確率が高くなるような気がしますよね。
ところがこれが社長がみんなやる間違いなのです。
まず最初はたくさん上がった候補の中から1つ2つに絞り込むことをしましょう。
より多くのことを達成するために、より少ないことに集中できるようにする。
顧問先のアドバイスの際の参考にしてください。
また先生の事務所の経営にも活かしてくださいね。