From:福元友則
ネットサーフィンをしていたら、、、
「税理士の仕事はどこまでAIで自動化されるのか?」
という記事を見つけました。
これは2018年5月12日にfreeeがAI監査という機能をリリースしたことを受けて行ってインタビュー記事のようです。
この機能によって、従来の会計事務所が行ってきた巡回監査をAIがアシストするようになるそうです。
これはまた大きな変革のポイントがきたなと思いました。
AI月次監査という機能は、試算表の確認や修正作業をAIが支援してくれる機能のようです。
チェックリストを元に自動でエラーを検知して、試算表や元帳上の該当箇所をハイライトしてくれたり、仕分けを修正するとその類似仕分けをAIが教えてくれたりするみたいです。
これまで会計ソフト業界のテクノジーが進化してきたのは、例えば、決算集計や申告書の集計という「集計」の自動化でした。
そこからここ数年間は、情報収集の電子化と記帳の自動化です。
デジタルのデータをインポートして処理してくれるようになりました。
例えばインターネットバンキングのデータを自動で仕分けするところまできています。
また紙ベースのものも電子化できるようになってきてます。
そこから一歩踏み込んで、自動化の波が「帳簿チェック」まできているのです。
これは今まで巡回監査担当者が専門スキルとしてもっていたものが、デジタル化され、自動化されようとしているということです。
これからは監査担当者がいなくても会社側で仕分けチェックできるようになっていきます。
仕分けの成否の判断はAIがやってくれるようになるのです。
また帳簿チェックまでできるようになるということは、高度な税務判断を除くと申告まで自動でできるようになることを意味しています。
つまり単純な税務業務はAIに置き換えられるということです。
これからの会計事務所は、今までのようにはいかないと思います。
申告しなければいけないから、税理士さんにお願いしなければいけない時代から申告するだけなら自分でできる時代に変わります。
つまり既存の主要業務に、価値を見出してもらいづらくなります。
特に赤字申告するのであれば、税理士いらずでしょう。
そんな時に、中小企業の社長から求められる会計事務所になるには何が必要でしょうか?
先日、商売繁盛の会も受講者が言っていましたが、
「今までの会計事務所は決算書などの分析をしてくれていました。でもそれをどう活かせばいいのかわかりませんでした。どうすれば業績がよくなるのか分かりませんでした。求めているのは、どうやって業績を伸ばしていくのか?どうやって売上の伸ばしていくのかです。」
みたいなことをいっていました。
さて、こんな時代の到来に向けて先生は何を準備していくべきでしょうか?
ー福元友則