From:福元友則
今日は3連休の最終日なので、きっと見る人も少ないと思いますので、マーケティングの話をしたいと思います。
近年はテクノロジーの進化がすごすぎてマーケティング戦略の変化というか進化がとまりません。
そしてそのトレンドは今後も続くと考えられています。
例えば、最近またPaypayが話題になりましたキャッシュレス決済。
このキャッシュレス決済のうち、QRコード決済が一気に浸透するかもしれません。
というのも、LinePayや楽天ペイなどすでにいくとも同様のサービスがあって各社しのぎを削っています。
また2020年のオリンピックをめどにしてキャッシュレス決済できるインフラを整えようと多くの事業者(コンビニ、スーパーに小売店や飲食店、タクシーまで)が準備をしています。
政府もキャッシュレス社会を目指していますし、何より事業者に大きなメリットがあります。
クレジット決済がなかなか進まない背景に、手数料が高いことがあるのですが、QRコード決済の場合、手数料は0円だからです。
これにより、現金を扱う手間が省けますし、会計にかかる時間の短縮も期待できます。
会計事務所にとっても、現金取引が正確に把握できるようになったり、残高をあわせる作業が省けるようになったりするでしょう。
しかし、ますます脱税理士化が進むことにもなりかねません。
なぜキャッシュレス決済に各社力を入れるのかというと、今まで正確に把握することが難しかった現金取引が正確にデータ化できる期待からです。
消費者の消費活動をより正確に把握できるようになる。
このことによって企業の経営戦略は大きく変わります。
その変化はすでに起きています。
今までの企業はお客さんよりも商品を中心に経営をしていました。
いかにヒット商品をつくるか、つまり1つでも商品を多く売るにはどうしたらよいかという発想で経営をしてきました。
これは、企業の合理化の中で仕方のない考え方だったのです。
商品を管理するのと、お客様1人1人を把握することを比較した場合、商品を管理するほうがコスト面ではるかに安かったためです。
ところが、様々なビッグデータを活用できるようになってきて、また消費者の消費行動が多岐に渡り、ヒット商品が小ぶり化している状況の中で、お客様1人1人にあわせた経営をしていく方向性にシフトしていっています。
「モノからヒト」にシフトしていっているのです。
お客様1人1人の価値を最大化する方向に様々な戦略がシフトしていっています。
ですから、そういった世の中の流れをおさえて今後に向けた手を打っていっていただきたいと思います。
お客様の価値を最大化するために次に打つべき手は何か?
ぜひ時間をとって考えてみてください。
ー福元友則