From:高名一成
今から1ヶ月前のこと。
ある税理士事務所の職員の人から連絡が来た。
その人は、その税理士事務所のNo.2の立場にあり、顧問先からの信頼も厚く、部下のマネジメントも行っている事務所のキーパーソンだ。
僕とは7年くらいの付き合いになり、久しぶりの連絡で何かと思ったら、
「事務所を退職します」
とのことだった。
正直、驚いた。
その事務所は毎年顧問先が増えていて右肩上がりに成長し続けている。そして、みんな生き生き働いている様に見えるが、一体なぜだろう・・・?
事務所が成長すると職員が辞める
実はまだその人に会っていませんし、何も聞いていないので、退職理由は分かりません。
ただ、思い返してみると、似たようなケースはけっこう多かったなと思います。
そういった事務所の特徴としては顧問先が増え、業績が向上している事務所でした。
そして、事務所は成長しているので、とても忙しく、このままではパンクするかもというタイミングで採用をしますが、未経験や経験不足の人が入社してきます。
まだ能力不足で仕事を任せられないので、結果的にベテラン職員が、同行したり業務チェックとサポートすることになるので、現実的にベテランの担当数は100件近くになっていたりします・・・。
そもそも忙しい上に、また忙しくなるということですね。
顧問先が増えると職員が嫌がるというのはよく聞く話です。そして、事務所がこれから!という時に退職してバタバタするということもよく聞く話です。
何が問題なのか?
これは、クラウド活用や製版分離などで業務の体制を整えて、解決する問題ではありません。
これは、計画性の問題です。
今日は事務所の採用の問題で見ていきますが、忙しくなってから慌てて採用をすると、当然ですが、いい人材は確保できません。
さらに事務所の受け入れ態勢が整っていないので、バタバタします。結果的にベテラン職員に任せるしかなくなります。給与が変わらなければ、労働条件の悪化としか思われません。
経営している側からすると仕方の無いことかもしれませんが、働いている職員からすると仕方が無いと言われて納得できることではないと思うんですよね。
なので、こういった問題を解決していく必要があります。
事務所の経営計画はありますか?
税理士事務所は付加価値業務として、経営計画を推進している事務所が多いですよね。
ただ、あなたの事務所の経営計画はありますか?無ければ作りましょう。お客さんにその必要性を教えていますからね。
すでにある!という人は、計画上、業績はどの様に伸びていきますか?成長に合わせた、採用はどの様に考えていますか?
こういったことが計画出来ていると、とても安定した経営が可能になります。なお、その計画に必要なノウハウも絞られてくるので、学習への投資や時間も最小限で済みます。
逆に、その場その場に対応した行動だと、バタバタしていつまでも事務所が安定しません。
お客さんに計画の重要性を推進しているからこそ、ぜひ経営計画を立てて行動する必要があります。
あなたも 、事務所のベテランスタッフに辞められる前に、、、、ぜひ、作ってみましょう!
ー高名一成
PS.
そんなこと言ったて、人材採用をするには、いろんな問題とハードルがあるんだ!と思った方には、こちらの内容が参考になるかもしれません。
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